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 映画「釣りバカ日誌」シリーズやドラマ「池中玄太80キロ」などで知られる俳優の西田敏行(にしだ・としゆき)さんが、東京都世田谷区の自宅で死去したことが17日、分かった。76歳。国民的俳優のあまりにも急な訃報に、一夜明けた18日も、悲しみの声は広がっている。

 俳優・柄本明は「西田敏行は僕らの代表選手です。彼が登場した時の凄まじいエネルギー 僕らは皆、吹っ飛ばされました。合掌」とコメントを発表。

 女優・仲間由紀恵は「西田敏行さん、あたたかく優しい本当に本当に素敵な先輩でした 笑顔の優しいお顔が、思い出されます 寂しいです どうか、ゆっくりお休みください」としのんだ。

 歌手・GACKTは、自身のX(旧ツイッター)で「また、大好きな役者の一人が亡くなった。素敵な笑顔とシリアスな表情とのギャップは常にどんな作品でも抜群の存在感を出す名優中の名優だった」と無念さを言葉に。。

 女優・土屋太鳳は「日本アカデミー賞の授賞式で『若いのにキャリアをちゃんと積んでこられて。』と声をかけて下さったことも、そのあたたかい声と一緒に忘れることが出来ません」と悲痛な思いをつづった。

 落語家・桂文枝は、自身のブログで「76才で黄泉の国に旅立たれた西田さん残念です。初めてお会いしたのは対談番組でした。もうあのにこやかなお顔が見られないかと思うと残念です」と追悼。

 西田さんの遺作となった12月公開の映画「劇場版ドクターX FINAL」は、番組公式X(旧ツイッター)で「唯一無二のひと」と題した文書を投稿。「大門未知子を目の敵とし、欲と野望の塊の腹黒い男…しかし、同時に愛嬌のあって憎めないキャラクター、そんな蛭間重勝を完璧に演じきった西田敏行さんの存在そのものが『唯一無二』の俳優だったと思います」と悼んだ。