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 吉本新喜劇GMの間寛平(75)が17日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月〜木曜深夜1・00)に出演。かつて引退を決意するも、翻意したことを明かした。

 この日はタレントの島崎和歌子とトークを展開。島崎から「よく働きますね」と感心されると、間は「僕ね、正直言うて吉本興業で50周年迎えたらもう僕は引退しようと思うてたんですよ」と打ち明けた。

 1970年に吉本入りした間は「決めててん」と言い、「ちょうど4年くらい前。引退を考えて、そんでやることがあったんですよ。夢があってん。それに向けてめちゃくちゃ頑張っててん」と続けた。

 「でも、新喜劇を何とか(って)、社長に頼まれて。新喜劇、109人当時いてて、出てる子が30人ほどで、あとは出てない子がいっぱいいてるから、なんとかその辺をちゃんとやってもらわれへんやろか言うて。頼まれて」と翻意したと説明。そこで「踏ん張って頑張って。ほんま1年ちょっとは苦しんだけど」と明かした。

 22年には吉本新喜劇のGMに就任。「やっぱりねえ、皆大人やから、子供やないから大変やったなあ」としみじみ。「もう1年半ぐらいは寝られへんなんだかな。ほんまに。どうしてええかが分からんから。そりゃもう皆決まってるやん、グループグループ。それで座長が力あるから、出してもらうのに若い子が媚び売っていったりして。その感じが物凄いあって。そこも僕が頑張って潰していかなあかんから」との苦労も語った。

 劇団員全員に電話をしたこともあったとし、「今どうや?とか、今の新喜劇どう思う?とか言うのも一人一人電話で聞いて行って。大変やったけど」と間。「僕がGMとしても入っても、今やってる子らは僕がやってる時知らんやん。何しに入って来たんやっていう顔やねん」とも話した。

 「でもこれは一回見せなあかんな、と思って。年に1回NGKに出るわけよ」「だからもう負けたらあかんでこれはというのでやって行ったわけですよ。俺の背中を見ろと。そっから入っていくわけよ」と力説した。