為末大研究員が語る！中学時代のスポーツ指導「真面目になるな」との提言

為末大氏が、自身のYouTubeチャンネルで「中学時代に活躍した選手が伸びなくなるのはなぜですか」という質問に回答した。為末氏は、体質やトレーニング方法、周囲からの期待といった要因が影響していると見解を示した。特に、中学時代においては「そのような体質だった」という成長の不均一性を指摘し、「早くに成長した人がその後緩やかにピークに達してしまうことがある」と述べた。さらに、指導の仕方によって「早く成長を持ってこれちゃう」といった観点から、中学でのトレーニングは選手の柔軟性を奪う可能性があると注意を促した。

また、中学時代に持たれる期待値が選手に対して大きなプレッシャーとなることを指摘。「期待との落差ががっかりなわけですから、期待しない人にはがっかりしない」と述べ、中学生に過剰な期待がかかることで競技への楽しさが失われる懸念を表明した。

最終的には、中学時代のスポーツ活動における指導や環境について、「中学時代は楽しい、好きだ、面白い、友達と一緒にやる感情以外を生み出さなくていい」とし、早すぎる本気は避けるべきと主張。「たかが中学校ですから、本気にならないでいるっていうことはとても重要」と締めくくった。