ドラゴンボールのトランクスを履いて挑んだノリエガ(カメラ・小林　泰斗)

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◆プロボクシング　▽ＷＢＯ世界ライトフライ級（４８・９キロ以下）王座決定戦１２回戦　○岩田翔吉（３回ＴＫＯ）ハイロ・ノリエガ●（１３日、東京・有明アリーナ）

　ＷＢＯ世界ライトフライ級１位の岩田翔吉（帝拳）が同級２位のハイロ・ノリエガ（スペイン）を３回ＴＫＯで下し、世界王座に就いた。３回に右アッパーをヒットさせダウンさせると、終了直前に左フックで２度目のダウンを奪った。２２年１１月１日にも同タイトル獲得に挑み、王者ジョナサン・ゴンサレス（プエルトリコ）に０―３の判定負けを喫してから７１２日。ついに悲願をかなえた。

　ノリエガは大人気マンガ「ドラゴンボール」のキャラクター、孫悟飯が描かれたトランクスでリングに上がっていた。「ドラゴンボールシリーズは好きで、日本のカルチャーは好きです。それでトランクスに（絵を）入れた。それを履いて日本でチャンピオンになりたいと思ったが、かなわない夜だった」と残念がった。

　悔やまれるのは右アッパーをもらう前にガードが下がったところ。「試合はイーブンで進んでいたがミスを犯し、そのミスが高くついた」と反省。ダウン後に挽回しようと熱くなったところに、さらにパンチをもらい万事休すだった。