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『シャーロック』シリーズや『ジェントルメン』(2019)などで監督を務めたガイ・リッチー製作によるドラマ「The Associate(仮題)」のキャストとして、豪華メンバー3人が出演交渉の最終段階に入っていることが明らかとなった。米が報じている。

その3人とは、『ヴェノム』シリーズに主演し、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)『ダンケルク』(2017)などで人気を博したトム・ハーディ、第5代目として知られ、『マンマ・ミーア!』シリーズなどにも出演しているピアース・ブロスナン、英エリザベス女王を描いた『クィーン』(2006)でアカデミー賞主演女優賞に輝き、『RED』『ワイルド・スピード』シリーズでアクションも披露するヘレン・ミレンだ。

もともと「The Associate」は、著名人が起こした問題を揉み消す“フィクサー”を主人公に描く人気ドラマ「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」(2013‐2020)のスピンオフとして、「The Donovans」とのタイトルで進行していた企画。しかしプロジェクトが進むにつれて、「レイ・ドノヴァン」とは関係がなくなったという。製作はShowtimeとMTVスタジオ、101スタジオが担う。

1話が1時間枠となる「The Associate」で中心となるのは、ロンドンのエリート・フィクサー一家。ヨーロッパで最も影響力のあるクライアントを抱える彼らは財産と名声を失う危機にさらされ、一家が結ぶ奇妙な同盟関係や待ち受ける裏切りなどが描かれる。一家のビジネスの性質上、明日に何が起こるかは分からない……。2世代にわたるギャング、一家が経営するビジネスや複雑な人間関係、そして彼らが一家の問題を解決するために仕事を依頼する男などを軸に物語が展開していく。

出演が決定すれば、ハーディはハンサムだが危険な男、フィクサーのハリー役を演じ、ミレンとブロスナンは、それぞれ犯罪一家の女家長と家長を演じることになる。リッチーがメガホンをとった『ロックンローラ』(2008)に出演したハーディは、監督と再タッグとなり、ミレンとブロスナンは、撮影が終了したばかりの映画『The Thursday Murder Club(原題)』で共演している。

脚本を手がけるのは、『パブリック・エネミーズ』(2009)「トップボーイ」(2019‐2023)のロナン・ベネット。製作総指揮には監督のリッチーとベネット、『ナチス第三の男』(2017)のデヴィッド・C・グラッサー、『ギヴァー 記憶を注ぐ者』(2014)のロン・バークル、『処刑教室』(2008)のボブ・ヤーリ、リッチーと何度もタッグを組んでいるアイヴァン・アトキンソンが名を連ねる。

危険なフィクサー一家を描くドラマシリーズ「The Associate(仮題)」に、ヴェノムとエリザベス女王、ジェームズ・ボンドが集結することを期待したい。

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