とちぎテレビ

子どもや地域住民に向けて無料、または低額で食事を提供する「こども食堂」の活動を支援しようと、県は10月から相談窓口を設けました。

宇都宮市にあるとちぎ福祉プラザに新たに設置された「栃木県こども地域食堂サポートセンター」です。

県内の子ども食堂は2024年2月の時点で101カ所あり、近年は交流の場としても需要が高く増加傾向にありますが、まだ十分な数とはいえません。また、資金や食材、それにスタッフを確保し安定的に運営することが難しいという課題もあります。

サポートセンターには担当のスタッフが常駐し、こども食堂を開設しようとする人の相談に乗るほか、食材や運営費を寄付したい人とのマッチングも行います。さらに窓口での相談だけでなくこども食堂の関係者同士の意見交換などを目的にしたセミナーやシンポジウムも開催する予定です。

今後は県内のこども食堂の開設状況の一覧表もホームページで公開する予定で、こども食堂を利用したい人や運営したい人、応援したい人のそれぞれに役立つ情報を発信していきます。

「こども地域食堂サポートセンター」は平日の午前9時から午後4時まで相談を受け付けます。