Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、10月3日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は今期からMリーグに参戦したセガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)。デビューから2戦はどちらも2着と惜しいところで、初勝利を逃している。3度目の正直なるか。

【映像】浅井堂岐、3度目の正直で初勝利?(生中継)

 鍛え上げた胸板、腕も光る浅井だが、攻撃的な麻雀は十分にMリーグで通用している。しかし前回出場時はオーラスまでトップだったものの、まさかの逆転を喫して2着フィニッシュ。待望の初勝利はお預けになった。同期入団の竹内元太(最高位戦)が2戦2勝と絶好調だけに、早く1勝を挙げて追いかけたい。

 Mリーグ2年目のBEAST X・猿川真寿(連盟)は、昨シーズン同様、開幕から出遅れている。昨シーズン終盤は実力通りの働きせ成績を上向きにして追えたが、今期はここまで2戦して2ラス。なんとも歯がゆさだけが残る結果だ。チームは鈴木大介(連盟)が2連勝、中田花奈(連盟)も1勝と状態はよくトータルでもプラス。早くリーダーが上昇気流に乗りたい。

 リーダーの活躍が待たれるのはKADOKAWAサクラナイツも同じ。昨シーズン、いいところなく個人マイナスに終わった内川幸太郎(連盟)も、ここまで3着・ラスと連対もない。経験豊富でチーム最年長の柱だが、やはり成績がついてこないことには求心力も弱まるというもの。強いリーダーが背中で語る。そんな内川をチームは望んでいる。

 今シーズンはチームを引っ張る意気込みのTEAM雷電・本田朋広(連盟)は言葉通りにトップ1回、2着1回でしっかりポイントを持ち帰っている。レギュラーシーズン敗退なら、チーム構成が変わるという正念場。まだ10試合を終えたばかりだが、少しでも上位に位置し、選手入れ替えのことなど頭から消える戦いができるのが理想だ。

【10月3日第1試合】

KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)個人26位 ▲67.7
セガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)個人14位 +28.3
TEAM雷電・本田朋広(連盟)個人10位 +60.3
BEAST X・猿川真寿(連盟)個人34位 ▲123.5

【10月1日終了時点での成績】

1位 セガサミーフェニックス +196.3(8/96)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +98.3(10/96)
3位 U-NEXT Pirates +85.7(8/96)
4位 BEAST X +6.6(8/96)
5位 TEAM雷電 ▲40.4(10/96)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲50.4(8/96)
7位 赤坂ドリブンズ ▲73.2(8/96)
8位 EX風林火山 ▲83.6(10/96)
9位 渋谷ABEMAS ▲159.3(10/96)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)