「迫力すごい」上信越道の「世紀の大工事」に反響多数!?「土木すごい」「まるで要塞」巨大足場で岩塊まるごと撤去!? NEXCOが現場動画を公開
普通車1台による単独横転事故
群馬県安中市の上信越道で、圧巻の大工事が進められています。
工事をおこなうNEXCO東日本は、視界にそびえ立つ工事現場の様子を、YouTubeで動画公開しています。
いったいどのような工事なのでしょうか。
この工事は、松井田妙義IC〜碓氷軽井沢IC間にある「北野牧トンネル」付近の斜面にある、巨大な岩塊を除去する工事です。
【動画】えっ…!? これが上信越道に出現した「巨大足場」の工事風景です
岩塊は高さ70mにも達し、体積は9万5000平方メートルにも及びます。
1996年に北海道の豊浜トンネルで岩盤崩落事故が発生し、犠牲者は20人にのぼりました。これをうけ、崩落の可能性がある岩盤について全国的に調査が行われ、上信越道の現場でも対策工事が行われてきましたが、最終的に撤去の方針が決定。2017年に着工したのです。
数年をかけて準備工(仮設工事)が行われ、掘削現場へトラック2台が到達できる工事用エレベーターや、路面への落石防止のロックシェッドなどが設置されました。
そしてついに岩盤撤去の本工事が、2023年5月にスタート。工事完了は2029年の予定です。
現場には、高さ70mの岩塊を包み込む巨大な足場が出現し、その圧巻は全国的に話題となりました。ことし6月には現場見学会も開催されるほどの人気となっています。
さて、NEXCO東日本のYouTube「E-NEXCO driveplaza」は、8月下旬に工事の様子を動画で公開しました。
動画では、工事のあらましから、準備工、現在の掘削のようす、そして将来的な現場のイメージ図まで、工事全体が網羅されています。「巨大足場」の貴重なアングルも捉えられていて、まさに「世紀の大事業」であることがうかがえます。
この大規模な工事には、SNS上でも「通るたびに何してるのかなぁと思ってたけど、ありがとうございます!」「裏側ってこんなになってたんだ」などの感想が。また工事に対しても「生で見ると迫力がスゴかった」「まるで要塞みたい」「見学会で見てみたかった」「日本の土木すごすぎ」など、驚きの声が上がっています。