橋本帆乃香 撮影:SPREAD編集部

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「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」が28日、バルドラール浦安アリーナにて行われ、日本ペイントマレッツは日本生命レッドエルフと対戦。3ー2で勝利して今季5勝目を挙げた。

■大藤、横井の同級生コンビも控える

ビクトリーマッチに起用されたのが橋本帆乃香。今季Tリーグのシングルスで無傷の5勝を挙げていた橋本は3番手のシングルスで17歳のサウスポー、上澤杏音相手に0-3で敗れた。再戦となった上澤とのビクトリーマッチでは互いにポイントを取り合う接戦となったなか、9-9で迎えた重要な2ポイントを奪い切り、勝利につなげた。
橋本は試合後の場内インタビューで、「自分自身は最後ビクトリーに起用してもらうとは思ってなかったんですけど、監督に出るように言われたからには締めようと思って、チームのみんなも頑張ってと声をかけてくれたので、最後まで思い切ってやれたかなと思います」と安堵の表情を浮かべながら試合を振り返った。
チームを率いる大嶋由美監督は、一度は敗れた橋本の起用に対して、「もう1回ここで、上澤さんが来るだろうから、真っ向勝負をさせてもらって。こちらもちょっと怖い部分はありましたが、それだけの信頼をもってやってくれると思いました」とこれまでの活躍を評価してのものだったと明かし、ゲームポイント2-0のリードから追いつかれての勝利には「最後は薄氷を踏むような想いでした」と言及した。
日本ペイントマレッツは橋本だけでなく、この日は欠場したが世界ランキング17位につける大藤沙月や、同学年の横井咲桜といった力のある選手をそろえており、開幕から好調を維持している。
大嶋監督は「みんなそれぞれが目標をもって、個人個人が強くなってきている」と個々のレベルアップを評価しつつ、リーグ制覇に対しては、「まずはプレーオフにまず出る、そして優勝を目指すことを目標にやっているので頑張ります」とコメント。長きにわたり続いていくリーグ戦で、引き続き上位を争っていくと意気込んだ。