錦織圭

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 「男子テニス・木下グループ・ジャパン・オープン」(28日、有明テニスの森公園)

 シングルス2回戦で6年ぶりの出場となった元世界ランク4位の錦織圭(34)=ユニクロ=が、同29位のジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を6−2、6−3で撃破し、準々決勝に進んだ。準々決勝では西岡良仁を下したルーネ(デンマーク)と対戦する。

 出だしから好調だった。第1セットは、第2ゲームから5連続で奪うなど先取。第2セットも得意のバックハンドや、粘り強いラリーで主導権を握り続けた。勝負を決めると、両拳を揺らして喜びを爆発させ、さらに追加でこん身のガッツポーズ。「強かったですね。自分が一番びっくりしている。なんで入るんだろうというボールも入ってくる。めちゃくちゃよかった」と、自画自賛しながら笑顔を見せた。

 股関節などの度重なるけがで長期休養が続いていたが、実戦復帰し、現在は200位まで戻してきた錦織。24日に行われた会見では「100位以内は入れるな、というのは全然ある」と現在の力量を自己分析しており、この日の結果で、さらに自信を深める結果となった。

 6年ぶりに出場したジャパン・オープン。準々決勝はホルガ・ルーネ(デンマーク)と対戦する。