不甲斐ない守備に危機感を露わにしたジャカ。(C)Getty Images

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 我ながら“劇的展開”にうんざりなようだ。

 現地時間9月22日に開催されたブンデスリーガ第4節で、シャビ・アロンソ体制3年目のレバークーゼンは、ヴォルフスブルクとホームで対戦。2−3で折り返すも、最終的には90+3分にヴィクター・ボニフェイスが決勝点を挙げ、4−3で逆転勝利を収めた。

 昨季に無敗でブンデスリーガ制覇を成し遂げたレバークーゼンは、今季は早くも2節でライプツィヒに敗れるも、以降はチャンピオンズリーグのフェイエノールト戦と合わせ、3連勝を達成した。ただ、改善の余地は大いにある。

 現地紙『Bild』によれば、大黒柱のグラニト・ジャカが、ヴォルフスブルク戦後のインタビューで守備面への危機感を露わに。「今ここでアディショナルタイムの話をする必要はない。お互いに正直に、自己批判をしなければならない」と切り出し、次のように語った。
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「毎試合3失点なんてありえない!特に失点の仕方が酷い。相手が自分たちをバラバラにし、見事なコンビネーションで決めるようなものではない。僕らの走りが足りてないだけだ!我々はトップチームを自称しているが、トップチームは45分間で3失点はしない!

 もちろん、1試合で10ゴールを決めるだけのクオリティがある。そして勝った。良いことだ。だけど勝利に興味はない!なぜコンパクトにプレーできないのかに興味があるんだ」

 昨季王者はリーグ開幕から4試合で9失点。ジャカ砲と呼ばれる強烈なシュートが武器の31歳は、「自分のゴールを守るハングリー精神が足りないんだ。守備には1人や2人ではなく、11人の選手が必要だ。守備ではまだやるべきことがたくさんある。攻撃面はこの調子でいけるだろう」と締め括った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部