痛恨のドローを嘆いたマーティン監督。(C)Getty Images

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 菅原由勢が加入したサウサンプトンは現地時間9月21日、プレミアリーグ第5節で、同じく昇格組のイプスウィッチとホームで対戦。1−1で引き分け、またしても勝点3を逃した。

 サウサンプトンは開始5分で、10年ぶりに復帰したアダム・ララーナのアシストで、18歳の新星タイラー・ディブリングが初ゴール。だが、その後はなかなか追加点を奪えない。

 1−0のまま後半アディショナルタイムを迎えたなか、90+5分だった。CKの流れから、サム・モーシーに強烈なシュートを叩き込まれ、痛恨の被弾。土壇場で待望の今季リーグ戦初勝利を逃し、フル出場で攻守に奮闘した菅原の頑張りも報われずに終わってしまった。
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 クラブ公式サイトによれば、ラッセル・マーティン監督は「試合に勝てなかった事実を受け入れるのは本当に難しい」と悔しさを露わに。「特に終盤のセットプレーの守備は、不安に支配されたとかそういう理由で、自分たちが取り組んできた部分を細部まで守らなかったことに本当に腹が立つ」と率直に思いを伝えた。

「2点目を奪う必要があった。得点できないのなら、最後の1分間に全力で守備をしなければならないのに、それができなかった。だから、その件についてはとても怒っているし、傷ついている。今は受け入れるのが本当に難しいけど、良い面もたくさんあった。個々の素晴らしいパフォーマンス、素晴らしい瞬間がたくさんあった。でも今、一番感じているのは、もどかしさだ」

 現役時代はスコットランド代表DFとして29キャップを刻んだ指揮官は、「我々はあと少しなんだ。試合を重ねるごとに良くなっている」と強調する。その少しの差を埋め、次節のボーンマス戦で歓喜の瞬間を迎えられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部