アイスコーヒーの「水出しパック」って高いですよね?コーヒーが好きなので、家で安くコーヒーを作る方法を知りたいです。

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暑い季節になると、冷たいアイスコーヒーを飲みたくなるものです。しかし、スーパーやコンビニで売られている水出しコーヒーのパックは意外と高価で、コストが気になる方も多いでしょう。 今回は、市販の水出しコーヒーにかかるコストを紹介し、インスタントコーヒーやドリップコーヒーのコストも検証します。

市販の水出しコーヒーのコストはどれくらい?

ネットスーパーにおける水出しコーヒーバッグの価格は、表1の通りです。
表1

価格(税込み) ネットスーパーA 約460円(4袋入り) ネットスーパーB 約430円(4袋入り) ネットスーパーC 約450円(4袋入り) ネットスーパーD 約540円(4袋入り)

出典:各ネットスーパーの価格より筆者作成
市販の水出しコーヒーバッグは4袋入りの商品が多く、価格は400円前半~500円前半です。1袋で作れるコーヒーは500ミリリットル程度のものが多く、1杯のアイスコーヒーを150ミリリットルとして計算すれば、およそ3杯作れます。
そのため、市販の水出しコーヒーバッグを使って作るアイスコーヒー1杯のコストは「430円~540円÷4袋÷3杯」で、およそ35.8円~45円であることが分かります。
 

市販の水出し缶コーヒーやペットボトルタイプとどれくらい違う?

市販の水出しコーヒーには、缶コーヒーやペットボトルタイプがあります。スーパーやコンビニで簡単に入手できるでしょう。自宅で作るのが面倒な方は、通勤途中に買うこともあるかもしれません。
ネットスーパーにおける缶コーヒーやペットボトルタイプの価格は、表2の通りです。
表2

価格 ネットスーパーE 約105円(500ミリリットル入り) ネットスーパーF 約96円(400ミリリットル入り) ネットスーパーG 約100円(500ミリリットル入り)

出典:各ネットスーパーの価格より筆者作成
缶コーヒーやペットボトルタイプには、500ミリリットル入りのもので100円前後のものが多くあることが分かります。水出しコーヒーバッグを使用すれば、1袋あたり約107円~135円で500ミリリットルのコーヒーを作れますが、缶コーヒーやペットボトルタイプを購入するほうが低コストです。
 

1パックで作れる量にも注目

水出しコーヒーを作るよりも、缶コーヒーやペットボトルタイプを購入するほうが安上がりになることが分かりましたが、あくまで水出しコーヒーバッグを1袋使用して500ミリリットルのコーヒーを作った場合の話です。
市販の水出しコーヒーバッグには同じ価格帯で1リットル作れるタイプのものもあり、缶コーヒーやペットボトルタイプを購入するよりもコストを下げられる場合もあります。
 

自宅でコーヒーを淹れる手段とそれぞれのコスト

水出しコーヒー1杯を作るコストは、およそ35.8円~45円であることが分かりました。
ここからは、インスタントコーヒーやドリップコーヒーバッグを使用する場合や、豆を挽いて淹れる場合と比較してどれくらい違うのか検証しましょう。コーヒー1杯あたりにかかるそれぞれのコストは、表3を目安にしてください。
表3

1杯あたりのコスト(円) インスタントコーヒー 約12円~15円 ドリップコーヒーバッグ 約22円~25円 豆を挽いて淹れた場合 約30円~43円

出典:各ネットスーパーの価格より筆者作成
水出しコーヒーとほかのコーヒーを比較すると、1杯あたりのコストはインスタントコーヒーとドリップコーヒーバッグのほうが安いことが分かります。
また、豆を挽いて淹れるコーヒーのコストは、水出しコーヒーバッグとほとんど変わりません。ただし、上記のコストは、使用する商品や量により異なる点に注意してください。
 

暑い季節はすっきりとした味わいの水出しコーヒーがおすすめ

暑い季節には、ホットコーヒーよりもすっきりとした味わいの水出しコーヒーのほうが好まれる傾向です。水出しコーヒーを作るよりも、缶コーヒーやペットボトルタイプを購入するほうが安くつきます。
反対に、1リットルのコーヒーであれば、水出しコーヒーバッグを使用して作るほうが安くつくため、コストを気にするなら水出しコーヒーバッグを購入して大量に作るほうがよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー