「塾も行かせられないの? かわいそー」【マウント義姉】の正体は → ウソつきママだった!?
あなたの周りにも「私の方が優れています」とアピールしてマウントをとってくる人はいませんか? 今回は、長年義姉からマウントを取られ疲弊していた筆者の友人Aさんから聞いたエピソードをご紹介します。
Aさんの出産直後から、マウント発言を連発する義姉
Aさん夫婦に第一子の男の子が生まれた時のこと。
息子の顔を見た義姉は「目細っ! うちの子、生まれた時からパッチリ二重だったのに」と、お祝いの言葉よりも先に容姿について言ってきました。
また、息子が3歳になり人見知り真っ只中だったころです。
ずっとAさんに抱っこされている息子を見た義姉は「ろくに挨拶もできないの? どんな育て方してるのよ」と軽蔑の眼差しで言ってきたこともありました。
「成績・習い事・塾」全てがマウント対象
しかしこれはまだ序の口。
子どもたちが小学生になると、容姿だけでなく成績や習い事でもマウントを取るようになりました。
「娘がピアノのコンクールで入賞したの」
「バレエの発表会は主役だったのよ~」
「ところでAさんの息子の習い事は何?」ーー「えっ! 何もさせてないの? あり得ないわ」
などなど他人の家庭事情も考えず、自分の子どもの自慢ばかりでAさんもうんざりしていました。
ある時は、中学受験をしないAさんの息子に向かって「塾にも通わせてもらえないなんて、可哀想な子」と……。
義姉の嘘に気づいた瞬間
ですが、義姉のマウントのほとんどが嘘だったのです。
義姉のマウント発言の時、義姉の子どもたちはいつも伏し目がちでずっと黙っていました。
この様子を見たAさんは、ずっとおかしいなと感じていました。
そこで、義姉の子どもが出場したコンクールのサイトを見ると入賞者一覧に名前がありませんでした。
またバレエ教室の画像を確認しても、どう見ても主役は違う女の子だったのです。
マウントをとる人は自己肯定感が低い人
義姉のマウント発言は、子育てへの自信のなさの現れだと知ったAさん。
マウントをとってくる人の中には、自己肯定感の低さから少しでも相手より優れているところを見つけ、自分を満たそうとする人もいます。
Aさんは今でこそ、義姉のマウント発言をスルーできています。
最初に言われた時は、自分と義姉を比べて落ち込むこともありましたが、蓋を開けてみれば、義姉の方が心にゆとりがなかったようです。
すぐにマウントを取ろうとする人とは、張り合おうとしないことが大切です。
悪気はないかもしれませんので、相手の心を満たしてあげるような優しい言葉をかけると、そのうちマウント発言もなくなるでしょう。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2022年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:広田あや子
教育関係のキャリアを経て、ライターに転身。実体験に基づく記事は、「真実は小説より奇なり」を痛感し、体験者へのヒアリングを通じての執筆に特化。プレママ・ママを対象としたサイトを中心に執筆し、特に義実家トラブルネタを得意とする。