普段はなかなか話せないPMSのこと。ならば、この機会に本音でぶつかり合ってもらいましょう。ということで、エディターKカップルとエディターOカップルがリアル座談会を実施!

彼女のPMSとその解決策をぶっちゃけトーク 〜前編〜

―OさんとKさんは、生理前の気になる症状はありますか?

K 私は精神的にイライラすることが多いかな。そんな自分に落ち込んだりもして、メンタル面での症状が悩みの種。過食しがちで、今まさにその時期なんだけど、さっきもファーストフードをドカ食いしてしまいました。

O 私はイライラより落ち込み系。気持ちが下がって鬱々としちゃう……。

K 仕事が忙しい時期に生理前が重なると、イライラが加速して荒ぶっちゃう。

O 確かに。ストレスを感じると症状がひどくなる傾向にあるよね。

―男性陣は、月に何日かはパートナーが不安定になってるな、など、PMSの症状に気づいていましたか?

J 正直全然気づいていませんでした。今気分が……と申告されて、はじめて気づいた感じですね。

O 彼はまったく気づかないタイプ。家で平静を装うなんてことはしていないんだけど、言わないと気づかない!

S 僕も同じですね。食欲が旺盛になるのは知っていたけど、性格が変わった? までの変化はわからなかった。

―ちなみに、男性陣はPMSという言葉は以前から知っていましたか?

J 僕は会社の福利厚生のひとつにフェムテック関連の項目があり、それを読んで知りました。生理とか生理痛については知っていたのですが、仕事をするまでPMSって言葉も知らなかった。

S 僕は、PMSは何となく聞いたことがあって、漫画『生理ちゃん』を読んで症状を詳しく知った感じですね。

―PMSについて知識はあっても、意外とパートナーの変化には気づかないものなんですね。

S 1か月を通して感情の起伏がそんなにないタイプと勝手に思っていたんだけど、違いましたね(笑)。申し訳ない!

J 生活サイクルが違うのも原因かも。帰宅時間も違うし、向き合って話す時間もないから、それで相手の変化に気づけないっていうのもあります。負荷が多い仕事なのもわかっているから、ため息をついているのは仕事で疲れているからだと思っていて、それがPMSによる気分の落ち込みだったとは……。

―PMSの時期に大きなトラブルに発展したことはありますか?

O 私は以前、夫が気に入っていたシャツを引き裂いたことがあります。あのときは、カーッときて自分でも気持ちが抑えられなかったのを覚えています。PMSの恐ろしさですね……。

J きっかけは本当に大したことじゃないんだよね。洗い物がどうとか、ちょっとした言葉が気に食わないとかのレベルが発展して、結果シャツを引き破かれましたね(笑)。まあ、僕もそこでより怒るようなことを言って返したのがいけないんですけど。

K わが家も売り言葉に買い言葉じゃないけど、些細なことからの言い争いは多いかも。今いろいろ考えられないと言ってるのに相手が質問をしてきて、「考えられないって言ってるじゃん!」と言って、背中を向けて寝たフリをしてました。これは昨日の話(笑)。大きいトラブルはあまりないけど、毎月何かしら起こるかも。それが嫌なので、私は今PMSかもしれないと自己申告するようになりました。

S 事前に言ってもらえると、距離を置こうと思えるから助かる。

K お互いなんとなくやばそうなときには自己申告をして、そいういうときは近づかないようにしています。

O コミュニケーションって大事だよね。私は生理痛がひどいときは「痛いからお皿洗いやって」とお願いするけど、メンタルのことももっと相手に伝えたほうがいいなと思いました。反省。

前編はここまで! 後編では、PMSの症状を改善するためにやっていることや、パートナーにどんなスタンスでいてほしいかなどを深掘り。次回の更新をお楽しみに!

Illustration_MOMO HASSAKU(P073)、YASUKO SAKURAI(P074)

text_YOKO SUENAGA

(SPRiNG2024年5月号)

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