あのシーンが蘇る…『ゲーム・オブ・スローンズ』の小道具オークション
ジョン・スノウの剣を腰に差し、王の手のピンを胸元に飾って、鉄の玉座を愛でる…なんてことができるかもしれません。
この秋、世界最大級の収集品オークションハウスであるHeritage Auctionsが、『ゲーム・オブ・スローンズ』の撮影で使用された小道具や衣装のオークションを、10月10日から12日まで開催します(オークションサイトはこちらから)。
ファンなら一度は手にしてみたい、作品を彩った印象的なアイテムの数々が出品される予定です。この記事では、特に目を惹く10のアイテムを紹介します。
ダイアウルフの頭
最初に紹介するのは衝撃的なアイテム、ダイアウルフの頭です。スタントパフォーマーが、"レッド・ウェディング"の後のシーンで着用したこのアイテム。ファンの心にいろいろな感情を呼び起こします。
このシーンから『ゲーム・オブ・スローンズ』の沼にハマってしまったという人も多いのではないでしょうか。「キャスタミアの雨」が聴こえてきたら、ぜひ皆さんもお気をつけて…。
溶けた鉄の玉座
『ゲーム・オブ・スローンズ』の象徴ともいえる「鉄の玉座」。現在は、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』で再び注目されていますが、ドラゴンによって溶けてしまいました。オークションでは、溶けた鉄の玉座が出品されます。
下から照明を当てることで、中心部から鉄が溶け出しているような見た目になるようです。また、もし鉄の玉座に座りたい人には、オリジナルの鉄の玉座から型取られたレプリカも出品されています。
恥の鐘
こちらはかなりマニアックなアイテム、恥の鐘です。あのときのサーセイ・ラニスターの顔が思い出される…。
皆さんはどんな気持ちで見ていましたか? スカッとしてしまった人、哀れみを感じた人。これだからゲースロは奥が深いと思わせてくれる、結構重要なアイテムでしょう。
デナーリス・ターガリエンの最後の衣装
ネタバレ注意です。と言いつつ、オークションサイトの説明欄には、「コートの胸の中心には、小さな血まみれの穴がある」と記載されており、ジョン・スノウがやるべきことをやってしまったことを、いつまでも思い起こさせてくれるアイテムです。
評価が分かれた作品のラスト。いまだにモヤモヤが残っている人は、これを手に入れて、自分なりのラストを想像してみてはいかがでしょうか。
ジョン・スノウの「ロングクロウ」
「なにも知らないジョン・スノウ」でおなじみの、ジョン・スノウが作中使用したヴァリリア鋼の大剣、ロングクロウ。
ジオー・モーモントから贈られたこの剣は、戦闘でさまざまな活躍を見せてくれました。絵が暗めなゲースロではなかなか細部まで見ることができませんでしたが、手元でじっくりと観察してみたいものです。
ティリオン・ラニスターの女王の手のピン
ティリオン・ラニスターがデナーリスの「女王の手」として新たな人生を歩み始める際に、身に着けていたピンです。ウェスタロスの複雑な政治や家族の争いに翻弄されながらも、新しい役割を果たそうとする彼の姿に感動したファンも多いはず。
アリア・スタークの「ニードル」
「ロングクロウ」や他の剣のような大きさはないのに、シリーズを通して大きなインパクトを残した剣といえば、アリアのニードル。
ジョンから贈られたこの剣は、アリアの成長を象徴するアイテムです。個人的には大好きなキャラクターだったので、剣を見るだけでなんだかエモくなる。
ジェイミー・ラニスターの黄金の手
このシーンもなかなか厳しかった...。ジェイミー・ラニスターが、手を失ったシーン。なんとか旅を乗り越え、手に入れた黄金の新しい手です。その後ジェイミーは、この手を着用し続けます。
ジェイミーを演じたニコライ・コスター=ワルドーの腕に合うように設計されています。ウェスタロス最高の剣士の1人でありながら、立場と気持ちの間で揺れ動いた彼を象徴するアイテムです。
幼いレイガルのマケット
小さいときはかわいかったんだけどね! シーズン3でCGIが作成された際のビジュアルレファレンスとして使用されたこのマケットも出品されます。
メリサンドルのネックレス
最後に紹介するのは、メリサンドルが身につけていたネックレス。シーズン2:エピソード1「北方の記憶」で、光の王の儀式の際に登場したアイテムです。それにしても、この人って、ほんとになんだったんだろう…笑。
このほかにも紹介しきれなかったたくさんのアイテムがあるので、気になる人はチェックしてみてください。