軽なのに「約900万円」!? 超高級な「コンパクト軽自動車」がスゴい! 500kg切りの「軽量2シーターボディ」に“旧車デザイン”採用! 今しか買えない「新型600」とは
高騰必至!? 今でしか手に入らない「究極のライトウエイトスポーツ」
超ライトウエイト・ピュアスポーツカーのケータハム セブンに、新たなグレード「スーパーセブン 600」と「スーパーセブン 2000」が追加されました。販売開始は2024年6月21日からです。
このうち、今回注目するのはスーパーセブン 600。スズキ製660ccエンジンを搭載した軽自動車規格のスポーツカーで、同規格では最高値の866万8000円で販売されます。
まずは、現在のケータハム セブンのラインナップがどうなっているのかを確認しておきましょう。
【画像】超カッコイイ! これが900万円の「軽自動車」です(45枚)
ケータハム セブンは、元祖ロータスから生産権を継承した「セブン」の後継車。2リッター直列4気筒エンジンを搭載する「セブン 340」と、スズキ製660ccターボの「セブン 170」を販売しています。
340と170は、公道走行を重視した「S」と、サーキット走行までカバーする「R」の2種のグレードを揃えています。
今回はここに、スーパーセブン 2000と600が追加されました。搭載されるエンジンはそれぞれ2000が340と同型、600が170と同型となっています。
名称に“スーパー”が付くことには、もちろん意味があります。既存のグレードはスーパーが付かないセブンでしたが、こちらは「サイクルフェンダー」のレーシーな出立ちが特徴。
対して、今回追加されたスーパーセブンは、ロータス時代から続く伝統のクラシックスタイルが基本となっています。
フロントフェンダーはサイクルフェンダーではなく、「クラムシェルタイプ(フレアードフロントウイング)」を使用。フロントグリルも縦横の細い桟でできた格子型が装着され、古き良きセブンの姿が蘇ります。ちなみにケータハムでは、このスタイルを“ヘリテージレンジ”と呼んでいます。
今回登場したスーパーセブン600は、1970年代に発売されたケータハム初期モデルからインスピレーションを得ていて、伝統の2シータースポーツを現代向けに再構築しています。
スズキ製660ccターボを搭載しながら車重をわずか440kgに抑えているため、0-100km/h加速は6.9秒、最高速度168km/hの優れた運動性能を実現します。
外装は、無塗装アルミボディ+カラーコンポジッドパネルで構成され、ブラック、レッド、グリーン、イエローなどの基本ボディ色のほかに、スーパーセブン専用のカラーオプションが用意されます。
この専用色は今までのどのセブンにもなかった11色。アルミホイールの色やセンターキャップセレクトも含め、自分好みの雰囲気に仕上げることができます。
インテリアは、エクステリア以上に選択肢が用意されています。
カーペット、ダッシュボード、レザーシート、シフトレバーブーツ、サイドブレーキブーツのそれぞれのカラーを選ぶことが可能。基本色は7つあり、ステッチやストライプ、タータンチェックの柄には専用の色やパターンがあり、オーダーメイド感覚でレトロ感を高められます。
そして、スーパーセブン600と2000の発売を記念して、日本市場だけの限定モデルも登場しました。
その名も「スーパーセブン 600 クラシックエディション(以下600CE)」。通常のスーパーセブン 600ではチョイスができない装備を多く標準装備した、特別仕様車です。
この仕様だけの特別装備だけでも、
・14インチブラックJunoホイール
・スペアホイール&キャリアレス仕様のリアアルミパネル
・Newスタイル Classic Signature シート(特別マデイラレッド・ファイングレード・ミュアヘッドレザー+ブロディーハンティングウェザード・タータンファブリック)
・レッドパウダーコートダッシュボード
・ユニオンジャックバッジ
と、盛りだくさん。600CEの価格は合計923万5300円相当でしたが、特別価格の899万8000円で販売されました。
なお、こちらの特別仕様車は期間限定販売だったため、6月30日をもってオーダーは終了しています。
ブリティッシュグリーンと専用のレッドインテリアの組み合わせは、なかなか見られない仕様です。何台導入されるかは定かではありませんが、今後の中古車市場では高額で取引されるでしょう。
軽自動車規格のクルマとしては破格のプライスタグをつけるピュアスポーツカー、スーパーセブン 600。
一度運転すればとりこになること間違いなしのケータハム セブンに、クラシックな雰囲気を持ち合わせた新たな魅力が加わりました。
ケータハム自体は、経営が日本法人に変わってからは以前のような供給遅延も減り、オーダーも好調に増えているようです。この先いつなくなるかわからない、純内燃機関を搭載したピュアスポーツカーです。
一般的なクルマの納期とは比較にならないほど、納車まで待つ期間が長いかもしれませんが、それでも供給が安定してきている今は購入の絶好のタイミングかもしれません。