「わかんないなら免許返納!」の声も!? 「ウインカー右?左?」悩む「斜め接続道路」の“合図”… 「迷ってた」「間違えてた」人も多数 正しい判断基準とは
“斜め”に本線進入… 「確かに迷う」の声も
斜めに本線に接続する道路では、左右どちらのウインカーを出すべきか迷うこともあるでしょう。
SNSなどでも、こうした“斜め接続道路”での合図の出し方について、さまざまなコメントが寄せられています。
実はこの“斜め接続道路”では、先の道路への進入が「合流」なのか「左折」なのかが判断ポイントです。
【画像】「えっ…!」これが「正しいウインカーの出し方」です!(27枚)
高速道路のSA・PAなどからの退出、ICから本線へ入る時などは「合流」です。合流は、本線と同じ方向に進みながら「進路変更」を行うという動作なので、ウインカーは右に出すのが正解です。
同様に、加速車線があって、本線側の車線がその地点だけ点線となっている場合も、車線変更と同じで、合図は右に出す合流となります。
一方で、信号が設置されていたり、「止まれ」の標識や停止線が設置されている場合、その場所は「交差点」ということになります。
したがって、合流のような浅い角度での進入は「左折」という行為になるため、合図は左に出すのが正解です。
広島県警の警察官への過去の取材では、「大通りに合流するような形の道路で合図をどちらに出せばいいか迷ったときには、停止線があるかどうかを確認してください。停止線であれば交差点なので左に、停止線がなく車線が点線であれば合流になるので右に合図します」と話しています。
道路の形状や角度を見ると、合図を左に出しても本線を走行するクルマからは見えないのでは?」と感じ、いずれも右に合図を出したくなるかもしれませんが、このように本線への進入が合流なのか左折なのかで合図の出し方が変わってくるのです。
しかし、こうした混乱は多くのユーザーでも感じているようで、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
「迷ってました」「これは知らなかった」「20年車乗ってて知らんかった…」と、長い運転経歴を持つ人であっても、どう判断すればいいのか迷ったり、知らなかったとする人が多く見られます。
その一方で、「左ウインカーが正解ってのは分かるけど、感覚的に右ウインカーを出したくなりますね、直進車もそっちの方が見やすいと思うし…」「心情的には迷うが、ルール的には分かる」と、判断基準を知りつつも、進入角度では合図の意味をなさないのではないかとする意見がみられます。
また、「こういう道では毎回右ウィンカーを出していた」「停止線あろうがなかろうが右のウィンカー出してた。気をつけよう」「ヤバイ、今まで間違えてた」など、これまで誤った合図を出していたことに気づく人も。
こうした意見に対しては、「わからんやつは返納してくれ」「一停か合流かで普通わかるだろ」「こんなものもわからんやつが運転すんな」と、強い意見を主張する人もおり、“斜め接続道路”についてはかなり多くのドライバーで混乱が生じていることがわかります。
教習所などでは、交差点での右左折や進路の変更といった基本的なルールは教わるものの、存在し得るすべての状況を網羅した教習はできません。
実際の公道では教習所通りの道よりも、学びの応用といった場面が多いことから、“斜め接続道路”をはじめ、判断が分かれるケースが多いのが事実です。
さらに、合流や左折といった場面では多くの交通流があるなか、一瞬の判断を余儀なくされるため、緊張や焦り、不安などが交じり、結果として間違った合図になり、事故につながることも考えられます。
もし判断で迷ったら、免許更新時などに配布される交通教本を読み直したり、警察の交通相談コーナーなどに問い合わせることでも、明確な回答を得ることができます。
運転の仕方や交通ルールについて少しでも迷いがあったら、決してそのままにせず、早めに解決するほうが安心です。