日本代表の三笘薫(写真は以前のもの)【写真:徳原隆元】

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9月2日に代表練習を実施

 日本代表は9月2日、千葉県内で北中米W杯最終予選の第1節・中国戦に向けた活動をスタートさせた。

 代表に約7か月ぶりに復帰となった三笘薫は、前回のカタール・ワールドカップ(W杯)予選の時との立場の変化について言及している。

 森保ジャパンは最終予選で中国、バーレーン、サウジアラビア、インドネシア、オーストラリアと同組。日本は過去、2大会連続で初戦を黒星スタートとなっており、まずは初戦の中国戦では勝利が求められる。

 そんななか、2日に合宿をスタート。海外組は室内で汗を流したなか、試合後の取材対応で三笘は前回大会予選からの立場の変化について言及。「前回との役割も立ち位置も違いと思いますし、自分が課されている役割をしっかり担って、チームに貢献したい。他の選手の特徴やチームの特徴も前回と変わってきているので、自分のプレーをよりもっと出していかないとチームも難しくなる」と語った。

 また「前回はサブから最後のところでチャンスをものにするという場面で出されていたので、しっかりスタートだったり、途中からの時もあると思いますけど、チームを引っ張らないといけない立場になっているので、ピッチ内外でしっかりやっていきたい」と、カタールW杯最終予選で三笘は後半途中から投入のジョーカー的な役割だった。W杯出場を決めたアウェー・オーストラリア代表戦も後半途中から出場すると、終了間際にクロスから合わせて先制点をもたらす。さらにアディショナルタイムには衝撃のドリブル突破から追加点を奪ったシーンは記憶に新しい。

 自身2度目のW杯での戦いに向けて、プレー面でもチーム内の役割でも注目が集まる。(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)