幕大輔(右)にヒザ蹴りを入れる啓之輔(撮影・堀内翔)

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 「BreakingDown13」(1日、アリーナ立川立飛)

 朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベントの第13回大会が開催され、“キング・オブ・アウトサイダー”啓之輔と、元アウトサイダーで、“取手の拳帝”と呼ばれる幕大輔が激突し、衝撃のKO勝ち

 試合は啓之輔が開始早々に左飛び膝蹴りで飛びかかると、組み合っての右ひざを腹部、顔面付近にたたき込み、幕はダウン。わずか13秒での圧巻の勝利だった。「幕とは戦友としてアウトサイダー盛り上げてきたつもりです」と声を震わせ、「幕、悪かったな。でもこれで俺の仕事だから。痛かったろう、膝。アウトサイダー最高!」と、叫んだ。

 オーディションで初登場した幕は「朝倉CEOと同じベルト(60−65キロ級)の初代チャンピオンでした」と自己紹介し、「元アウトサイダーの誰かとやりたいっすね」と、要求した。すると、65−70キロ級の初代、第4代王者の“キング・オブ・アウトサイダー”啓之輔が「幕、俺の事言ってんのか?俺がやってやるよ」と応じ、「初代チャンピオン何人もいらないでしょ」と、受諾。朝倉らが試合を決定した。オーディション後の別撮りVTRでは幕が「マジでぶっ飛ばしてやろうかなと思ってます」、啓之輔は「同じ時代のアウトサイダーのチャンピオン。殴り合えたらいい。完全決着しましょう」と、語っていた。同じくアウトサイダー出身の朝倉はカード発表の動画で「俺たちがアウトサイダーいたときのチャンピオン。1回も戦ってないんで。感慨深いですね」と、うなずいた。