とちぎテレビ

建物での火災に備え、真岡市では17日、取り壊しが決まっている建物を利用し、実践に近い環境で救助の訓練が行われました。

この訓練は、「芳賀地区広域行政事務組合消防本部」が行ったもので、各地域の消防署や分署から消防隊員およそ30人が参加しました。

訓練は、19日から取り壊しが予定されている芳賀建設会館の建物を活用して行われました。

建物を所有する栃木県建設業協会芳賀支部は、取り壊す前に地域の防災力の向上に役立ててもらおうと、消防に場所を提供しました。

訓練は、実際の火災現場を想定しはしごを使って建物の2階に入り、救助が必要な人を探します。煙が充満し、視界が悪い建物の中を慎重に進み、取り残された人に見立てた人形を発見すると、ロープで2階の窓から1階に降ろしていきました。

訓練で実際の建物を活用する機会は少ないということで、隊員たちは実践さながらに救助の手順を確認していました。