重賞3勝目を目指すステラヴェローチェ(今年3月撮影、ユーザー提供:るいすさん)

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 JRAジョッキーでは現役2番目の年長となる横山典弘騎手が、ステラヴェローチェ(牡6、栗東・須貝尚介厩舎)で札幌記念(3歳上・GII・芝2000m)の4年ぶり4勝目を狙う。

 横山典弘騎手は68年2月23日生まれの56歳。JRAでは通算2948勝を挙げている。札幌記念にはこれまで23回参戦。99年にセイウンスカイ、08年にタスカータソルテ、20年にノームコアで制し、武豊騎手に次ぎ、川田将雅騎手と並んで現役2位タイの3勝を挙げている。

 今年のパートナーはステラヴェローチェだ。20年のサウジアラビアRC、21年の神戸新聞杯を制し、GIでも2着1回、3着2回の実力馬。4歳春から1年7カ月の長期休養を強いられたが、3走前の大阪城Sで2年半ぶりの復活Vを果たした。その後も大阪杯が0秒1差の4着、安田記念が0秒7差の9着だから、GIIなら地力上位の存在と言える。

 横山典弘騎手は前走の安田記念で3年4カ月ぶりに騎乗。残念ながら結果を残すことはできなかったが、2戦連続の手綱とあって期待は高まる。7月の中京記念に続き、自身が持つJRA重賞最年長勝利記録の更新となるか。熟練の手綱捌きから目が離せない。