優勝争いをするアーセナルでスタメンを張るホワイト photo/Getty Images

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EURO2024で準優勝に終わり、ガレス・サウスゲイト監督の退任を発表したイングランド代表。現在、後任に誰が収まるのかが話題となっている。

もちろん変わるのは監督だけではなく、指揮官交代は今後の選手選考にも大きく影響することになる。英『Daily Star』は、アーセナルDFベン・ホワイトがイングランド代表に電撃復帰するだろうと報じた。

ホワイトは2022年のカタールW杯を途中離脱して以来、代表に選ばれていない。選ばれていないというよりも行きたくないと言ったほうが適切で、アーセナルのエドゥ・ガスパールSDはホワイトが「参加したくない」という意思表明をしたと明らかにしたことがある。

原因は公にはなっていないが、代表アシスタントマネージャーのスティーブ・ホランドとの確執であろうと言われている。代表のミーティング中にマンチェスター・シティのカイル・ウォーカーのパフォーマンスについて尋ねられたホワイトは「知らない」と返答。このことでホランドを怒らせたと言われる。

ホワイトは選手でありながらプライベートで試合を観ることはほとんどなく、興味がないと明かしていた。『Telegraph』によれば、ホワイトはホランドの具体的な発言の内容よりも、チームメイトの前で言われたことに対して憤慨したと言われる。しかし、サウスゲイトの退任によってコーチ陣も一新されることになり、そうなればホワイトが再びスリーライオンズのシャツを着る可能性は確かに出てくる。

カタールW杯の時点ではあまり代表での出場機会がなく、これも離脱の原因の一つと言われるが、ホワイトはそこからアーセナルで優勝争いに欠かせないメンバーとして大きく成長。現在ではプレミア指折りの実力者と言って差し支えなく、『Daily Mail』は彼のアーセナルでの素晴らしいパフォーマンスが、イングランド代表でレギュラーとして活躍する理由になることは間違いないと太鼓判を押している。

一方でアーセナルにとってはオフの時期にホワイトのコンディションを整えることができ、国際大会の疲労が選手に重くのしかかる昨今はホワイトが代表入りしないことのメリットもある。果たしてホワイトは再びイングランド代表に参加することがあるだろうか。