2024-25シーズンからオーストラリア・Aリーグに参入するオークランドFC(ニュージーランド)は24日、浦和レッズの元日本代表DF酒井宏樹(34)が加入することを発表した。

 酒井は柏レイソルU-18から2009年にトップチーム昇格を果たし、2012年にハノーファー、2016年にはマルセイユへ移籍。2021年夏に浦和へ加入すると、主将に就任した2023年にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に貢献し、自身は大会MVPに輝いた。そして今季も引き続きキャプテンを担当。しかし、先月に海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することが発表されていた。

 日本代表では2012年にデビューを飾り、国際Aマッチ通算75試合に出場。2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会と3大会連続でW杯を経験した。また、2012年のロンドン五輪、オーバーエイジとして2021年の東京五輪にも参加している。

 酒井はクラブ公式サイトを通じ、「オークランドは住むのに素晴らしい街だと聞いていましたし、ずっとAリーグでプレーしたいと思っていました。新たな目標やチャレンジを追い求めることを決意していたので、この機会が訪れた時、僕にとっては自然なキャリアアップであり、若い家族にとっても正しい選択でした」とコメントした。