故障明けにもかかわらず、精力的にプレーした香川。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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 香川真司はドルトムントにとって、特別な存在なのだ。改めてそう感じさられた。

 セレッソ大阪は7月24日、「EUROJAPAN CUP 2024」でドルトムントとヤンマースタジアム長居で対戦。前半に3点をリードされる苦しい展開となり、後半に2点を返したものの及ばず、2−3で敗れた。

 在籍時にブンデスリーガ2連覇を成し遂げた古巣とのメモリアルな一戦となった香川真司は、62分から途中出場。故障明けながら、ダブルボランチの一角で約30分間プレーし、ファンを沸かせた。
【画像】途中出場した香川が盟友シャヒン監督と熱い抱擁
 この試合を取材していた、ドイツメディア『WAZ』のマリアン・ラスケ記者に香川について話を聞くと、感慨深そうにこう語っていた。

「カガワはまだドルトムントのサポーターの心の中にいるんだ。彼はクラブ史上最も偉大な選手の一人だよ。最も偉大な選手ではないかもしれないけど、最も偉大な選手の一人だ。そう言えると思うな」

 最高の賛辞と言えるのではないだろうか。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)