157秒殺・中谷潤人の希少性 海外記者が「滅多に見られない」と強調した長距離左ボディーに衝撃
初防衛戦で157秒KO
ボクシングのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)王者・中谷潤人(M.T)が20日、東京・両国国技館で初防衛戦に臨み、同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)に初回2分37秒KO勝ちした。相手を悶絶させる一撃ボディーに米記者も「滅多に見られない」「バンタム級最強だ」と驚いている。
衝撃的なKO劇だった。中谷は初回2分過ぎ、右ジャブから左ボディーストレートを突き刺した。挑戦者は膝をついて悶絶。立ち上がろうとしたが、苦悶の表情を浮かべ、再び倒れた。わずか157秒でKO勝ち。大熱狂を生んだ。世界戦の初回KOは初めてだった。
X上では海外記者も次々と反応。権威ある米専門誌「ザ・リング」のダグラス・フィッシャー編集長は「マジかよ! ジュントがアストロラビオを初回にボディーショットで倒した。この若者をPFPリストで押し上げよ!」と速報。別の投稿では「ナカタニは明らかに世界バンタム級最強の選手。統一戦の時だ」と絶賛した。
同誌でPFPランキング評価委員などを務めるアダム・アブラモビッツ記者は「このボディーショットKOは長距離からだった。滅多に見られるものじゃない。ジュントがどれほど破壊的なパンチャーかを示している」と分析。米スポーツメディア「スポルティング・ニュース」のトム・グレイ記者は「ジュント・ナカタニの左グローブを探している人へ、ビンセント・アストロラビオの背骨の中で見つけられるよ」とあまりに強烈なパンチにジョークを飛ばしていた。
(THE ANSWER編集部)