パリ五輪に挑むU-23日本代表に合流した山田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 U-23日本代表は現地7月20日、フランス・ボルドーでトレーニングを実施。この日からバックアップメンバーの山田楓喜(東京ヴェルディ)がチームに合流した。

 日本からボルドーまで、飛行機、電車、タクシーを使ってひとりで移動してきたとのことで、「知らない外国人に囲まれながら荷物を持ってしんどかったですけど、普通にこれました」と笑った山田は、合流した心境をこう語った。

「そんな何か特別な感じとかも特にない。バックアップメンバーという形ですけど、バックアップメンバーという形では入ってるとは思ってないし、もう初戦から、最初から出るつもりでいるし、チームを勝たせる準備はできています」
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 この大舞台でチームのために何ができるか。23歳のMFはセットプレーのキッカーとして持ち味を発揮したいと意気込む。

「今まで積み上げてきたものをチームとして出すのは前提として、こういう大会になってくると、ひとつのセットプレーや、止まっているボールが重要になってくる。それはアジアカップの時もそうでしたけど、それがより必要になってくると思うので、そこで違いを出せるかなと思っています」

 バックアップメンバーは、18人の中で、負傷者や怪我に繋がるような身体の疲労など、医師の診断が出れば、その選手と入れ替え、試合に出場させることができる。枠組みはバックアップメンバーだが、山田は「(出場機会を)待っているつもりはないです。自分でそのチャンスを掴みに行くだけなんで。待つというより、最初から出るつもりでいます」と再び強調した。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)