「自分は悪くない風」川越シェフ 水800円騒動に言及も炎上理由の“誤認”にネット唖然
“川越シェフ”こと料理人の川越達也氏(51)が7月13日までにYouTubeチャンネルを開設。心機一転して再始動を図ったものの、波紋を呼んでいる。
川越氏は「お久しぶりです。川越シェフこと川越達也です。YouTube始めました!」と、13日に料理動画を公開したのを皮切りに、15日には本格的な料理動画を投稿。
動画の冒頭で「始まったなと思います。いやぁ、いよいよだね」「もう後戻りできないし、 もう一生懸命やるしかないね。頑張ってきますね」と緊張しつつも番組コンセプトを紹介。
そして、「ぜひ今日、言いたかったのは、一生懸命YouTubeをやらせていただきますが、本当に温かい気持ちで観ていただけたらと思っております。極力、(コメントは)見ないようにしたいんだけど、見なきゃしょうがないよね、これからね」と批判も受け止める覚悟を持ちつつも、「でも楽しくね、せっかくこういう場をいただいたんで、お料理教室的な側面も見せつつ、 料理系のエンターテインメントも見せつつ、今までにない楽しいご提案をここで発信できたらなと思ってますので、力貸してください。そして視聴者の皆さん、コメント、優しいやつお願いします」と呼びかけた。
また、料理研究家のリュウジ氏は自身のXで同日、《川越シェフに昔炎上した800円の水で料理作らせてみた》というショート動画を公開。川越氏が手際よく料理を進め、中盤で「ここで高級なお水を使って……」と水のボトルを取り出すと、リュウジ氏が「ちなみになんで炎上したのこれは?」と質問。川越氏は「イタリアのお水をボトル800円でお売りしたところ、『聞いてねぇぞ!』っていう…」と過去の騒動を説明した。
リュウジ氏が投稿した川越氏再始動の動画には《炎上した水で冷製パスタ作るっておもろすぎ》と好意的な声が多く上がるほか、過去の炎上は行き過ぎだったと擁護する声もXで多く上がった。
《この前見かけたホストクラブのミネラルウォーターのお値段よりだいぶ良心的よな なんで炎上したんやって感じ》
《我々オタクがライブ行く度飲んでる水と200円しか変わらないのに800円(しかもイタリア産)で炎上したとか川越シェフかわいそうだな》
《ずっとグラスで800円だと思ってたけどボトルで800円だったの?!w 有料のミネラルウォーターならむしろ安い方なのに可哀想すぎる》
一方で、炎上の理由は“水の値段”ではないとの指摘も上がっている。
《今更になって川越シェフ擁護の声出始めたけど、川越シェフが炎上したのってお水の価格そのものよりも客に説明なく高いお水注いで金取る商法だったり「年収300万〜400万の貧乏人は高級レストランに来るな」と煽ったからでしょ、それも今より物価が安い時代に。炎上しても仕方ないと思うんだけど》
《川越シェフ、リュウジの動画で久々に見たけど、炎上した理由をちょっと自分は悪くない風にしれっと大事なポイントを隠してて草》
《動画は面白く観たけど あの騒動が「別に水ボトル800円なら高くないじゃん。有名になって貧乏人に絡まれた可哀想な川越シェフ」みたいな話になっちゃってて、歴史が改変されるとはどういうことかを知ってちょっと怖くなったᴡ》
《炎上した理由は800円の水を許可なしで売ったからってよりは自分の店は年収400万くらいの人間が来るところじゃないって低収入を馬鹿にしたような発言をしたからじゃなかったっけ?》
“過去の騒動”の発端は、’13年にウェブメディアでのインタビューで、経営するイタリア料理店が飲食店評価サイトで《注文していないのに水代として800円取られた》などと批判されたことに川越氏が反論したことだった。
インタビューで川越氏は「くだらない。人を年収で判断してはいけませんが、年収300万〜400万円の人が高級店の批判を書き込むこともあるが、そういう人たちには高級店の企業努力や歴史がわからない」と発言。さらに「当たり前だよ!いい水出してるんだもん。1000円や1500円取るお店だってありますよ。そういうお店に行ったことがないから『800円取られた』という感覚になる」と、過激な言葉を並べたため、低所得者に対する差別だなどと批判を浴び、大炎上した経緯がある。
その後、川越氏は公式ブログなどで謝罪。《年収300〜400というのは、一般的なお客様を表現したこと。バカにしたという意味合いでは全くございません》《具体的な数字を出してしまったことで、誤解を与えてしまったことに関して、心より反省しております」》などと綴っていた。
決して水の値段だけが炎上を引き起こしたわけではない川越氏。自身の発言への反省を経て、今回の再始動は成功するだろうか。