球宴前日の取材に応じたエンゼルスのタイラー・アンダーソン【写真:小谷真弥】

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球宴前日会見でアンダーソンが明かしたエンゼルスの現状「いいチームになっていく」

 エンゼルスのタイラー・アンダーソン投手が15日(日本時間16日)、オールスター前日会見に臨み、チームの現状について明かした。大谷翔平投手が抜けて1年目。クラブハウスについて「ノーメディアだよ」と明かした。

 34歳のアンダーソンは今季、19登板で8勝8敗、防御率2.97という好成績をマーク。MLB推薦で2022年以来2度目のオールスターゲームに選出された。一方で、チームは41勝55敗で地区4位に沈んでいる。

「今年は(成績的に)厳しい1年だね。若い選手がたくさんいる。(今後)僕たちはいいチームになっていくだろうね」

 大谷はエンゼルス最終年の昨季、二刀流で10勝、44本塁打を放ち、本塁打王に輝いた。チームメートとしてプレーしたアンダーソンは「正直、彼がどれだけインクレディブルな選手かを知ったよ。本当にいい選手で、彼がマウンドに上がるたびに全員から三振を奪うことをみんなが期待するし、打席に立てば毎回HRを期待する。彼の才能は、クレイジーだよ」と感嘆していていた。

 ドジャース移籍1年目は右肘手術の影響で打者に専念。リーグが変わっても「アンビリーバブルだね。確かに今年は投球はしていないけど、それでもインクレディブルだ。毎年打撃が良くなっているよね」とコメントしていた。

 エンゼルスは大谷が抜け、日本メディアはほとんどが訪れなくなった。アンダーソンは現状を認めつつ「それで何か変わるわけではないよ。僕らに影響はないと思う。今でも(日本以外の)メディアはいるよ。たぶん、そこまで多いわけではないけれどね。キャッチボールをしただったりとか、ショウヘイについての日本メディアの報道とかは(去年は)確かにあった。だけどそれが僕らに影響を与えるとは思わないね」と話した。(Full-Count編集部)