エンバペ母がフランス2部カーンの買収に動き出す? 地元メディア「ファンたちを憤慨させるに違いない」

写真拡大

 フランス代表FWキリアン・エンバペ(レアル・マドリード)の母親であるファイザ・ラマリさんが、リーグ・ドゥ(フランス2部)に所属するカーンの買収に動き出しているようだ。12日、フランスメディア『RMC』や『フット・メルカート』などが伝えている。

 息子であるエンバペの代理人であり、様々な事業に対して投資を行ってきたことでも知られる“実業家”ファイザ・ラマリさん。昨年4月にはフランス3部のニーム・オリンピックの買収に関心を示していると報じられ、ここ数カ月で2度にわたり自ら足を運びながら投資家グループと共にプロジェクトを進めてきた。しかし、同クラブの要求金額が高すぎることに加え、トレーニング施設の改修に多額の資金が必要となることから、ニーム・オリンピックの買収計画は難航しているという。

 そんななか、複数のフランスメディアはファイザ・ラマリさんがフランス北西部のノルマンディーに本拠地を置くカーンの買収に動き始めたと報道。1913年に創設された同クラブが現在新たな買収先を探していることから、ファイザ・ラマリさんが株式の取得に動き出したようだ。

 また、ファイザ・ラマリさんが運営するファミリー企業『KM7』は、過半数の株式取得を希望しており、地元出身のアーティストであるオレールサン氏も共同オーナーの1人として加わる可能性がある模様。一方で『フット・メルカート』は、「このニュースはカーンのファンやフランスのサッカーファンたちを憤慨させるに違いない」と見解を示している。