花王からキリンへ「ヘルシア」事業譲渡 感謝とエールを込めた“メッセージトレイン”東京メトロ東西線で運行中!
メッセージトレインは両社をつなぐ「たすき」
花王は飲料ブランド「ヘルシア」に関する事業を2024年8月1日にキリンビバレッジに譲渡する予定で、それを前に7月10日〜24日、「花王の想(おも)い」をのせたメッセージ広告を東京メトロ東西線車内に掲出しています。東西線は、花王が本社を置く茅場町駅とキリンビバレッジが本社を置く中野駅を結んでおり、花王からキリンに「たすき」をつなぐ“メッセージトレイン”が走っている形です。
花王によると、ヘルシアは1990年代に「体の外側だけでなく、内側からも健康にアプローチしたい」という思いから、同社唯一の飲料ブランドとして開発がスタート。約8000種類の天然素材から、緑茶に含まれるポリフェノール「茶カテキン」を見いだし、茶カテキンの配合量と味の両立について試行錯誤しながら、2003年に「ヘルシア緑茶」が誕生しました。茶系飲料として初めて、体脂肪低減機能を訴求した特定保健用食品としての発売でした。
「ヘルシア」というブランド名の由来は「Healthy Assist ヘルシーアシスト」で、健康というゴールを決めるユーザーのライフスタイルそのものを応援するという発想から。ロングセラー商品として昨年末までに累計約31億本を販売してきたとのことですが、花王グループの構造改革の一環として今年2月、キリンビバレッジへの事業譲渡が発表されました。
今回のメッセージ広告では、「大切なヘルシアのことを何卒よろしくお願いします」「キリンさんの思いが込められたヘルシア、楽しみにしています!」などと、花王がヘルシアに込めた思いを手書き文字で表現。事業譲渡先のキリンビバレッジへメッセージを届けるとともに、顧客への感謝を示し、今後もヘルシアを愛飲してほしい、という願いを込めたとのことです。
“メッセージトレイン”の運行は7月24日までの予定ですが、変更になる場合もあるとのことです。