ダルウィン・ヌニェスはサポーターと殴り合いの喧嘩に発展【写真:Getty Images】

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ウルグアイは数的有利を生かせず0-1で敗退

 南米選手権(コパ・アメリカ)は現地時間7月10日に米ノースカロライナ州シャーロットでコロンビアとウルグアイによる準決勝が行われ、コロンビアが退場者を出しながら1-0で勝利してアルゼンチンとの決勝戦に駒を進めた。

 白熱した一戦を終え、イングランド1部リバプールに所属するFWダルウィン・ヌニェスは試合後にコロンビアサポーターと殴り合いの喧嘩に発展。衝撃の騒動を海外メディアが報じている。

 ブラジルを破って準決勝に進出したウルグアイ。試合序盤から激しくもレベルの高い試合を展開した両者だが、先に試合を動かしたのはコロンビアだった。前半39分、MFハメス・ロドリゲスの正確なコーナーキックにMFヘフェルソン・レルマが頭で合わせて先制に成功した。しかし、前半終了間際にコロンビアは両チームの選手が集まって小競り合いになったところでDFダニエル・ムニョスが相手選手にヒジ打ちをしてしまい、この日2枚目のイエローカードで退場処分に。1点リードで前半を終えたものの10人になった。

 後半は数的優位のウルグアイが攻め続ける形になった。だが、なかなかゴールを割ることが出来ず。ウルグアイを率いるマルセロ・ビエルサ監督はベテランストライカーのFWルイス・スアレスを送り込んで同点を狙いにいった。

 ウルグアイは後半26分にゴール正面でスアレスがフリーでシュートを放つ大チャンスを迎えるも、右足シュートはゴールポストを直撃。5バックで逃げ切りを図るコロンビアをウルグアイは崩しきれず、このまま試合は終了した。

 試合後は両軍、互いを称えっていたが、衝撃の展開へ発展した。英紙「ミラー」は「リバプールのスター選手ダルウィン・ヌニェスがコパ・アメリカで観客を殴りスタンドで大乱闘」と報道。同紙では「ウルグアイのFWヌニェスがチームメイトとともにスタンドに乗り込んだ後、ファンが彼を殴り始め、リバプールのスター選手は報復した」と伝えた。

 ヌニェスや数人の選手は観客席へと上がり、コロンビアファンと激突。「選手とサポーターの間で大規模な乱闘が勃発した」といい、先にヌニェスがファンから殴り掛かられた。激高したヌニェスは複数のサポーターや警備員に取り押さえられながらも感情は昂り、反撃しようとしていた。DFロナルド・アラウホも巻き込まれている。

 同紙は、きっかけは「不明」としているが、激闘のあとあまりにも後味の悪い敗退となった。(FOOTBALL ZONE編集部)