Samsungが指輪型ウェアラブル端末「Galaxy Ring」を発表

2024年7月11日 10時44分

Samsungが2024年7月10日に、指にはめるだけで健康状態を記録できるスマートリング「Galaxy Ring」を発表しました。日本での展開は不明ですが、アメリカでは2024年7月24日に399.99ドル(約6万5000円)でリリースされます。

「Galaxy Ring」本日2024年7月10日にGlobal発売を発表 - Samsung Newsroom 日本

https://news.samsung.com/jp/glaxy-ring-launch

Samsungがスマートリングを開発中だという情報は2024年1月に出ており、2月にはその外観が初披露されていました。

Samsungが健康管理が行えるリング型デバイス「Galaxy Ring」の実物を初披露 - GIGAZINE

そして、今回Galaxy Ringの詳細なスペックが明らかになりました。発表によると、Galaxy RingはGalaxy AIに対応しており、Samsungのヘルスケアアプリである「Samsung Health」との統合により24時間の健康管理が可能とのこと。

機能は大きく分けて睡眠アナリシス、心拍数モニタリング、そしてフィットネストラッキングの3つ。

就寝中には、眠っている最中の体の動きや心拍数などから睡眠の質の分析を行う「sleep AI algorithm」が利用できるほか、女性は夜間の皮膚温度をモニタリングすることで月経周期を正確にトラッキングできる「月経周期トラッキング」も活用できます。

また、心拍数のデータから常に心臓の健康状態を確認する「Heart Rate Alert」では、心拍数の異常な高低を検出するとリアルタイムで即時Samsung Healthアプリを通じて通知が送られるほか、1分間の心拍数などのさらに詳細なデータを提供する機能である「Live Heart Rate Check」もあります。

さらに、ウォーキングやランニングを自動でトラッキングする「Auto Workout Detection」、フィットネス習慣をリマインドをする「Inactive Alert」で日々のアクティビティもサポートするほか、体の状態に合わせたスコアリングで健康を向上させられるGalaxy AI機能「Energy Score」や、健康に関するあらゆる領域の包括的なデータと個人の志向が反映されたパーソナライズメッセージを受け取れる「Wellness Tips」もあります。

Galaxyスマートフォンとの連携が念頭に入れられており、Galaxy Ringの「Gestures」でスマートフォンを使った写真撮影やアラームの停止などを行えるほか、「Samsung Find」を通じてGalaxyスマートフォンからGalaxy Ringの位置を確認することも可能です。

重さは2.3～3.0gと軽量なので1日中身につけていても気にならず、最長7日間継続するバッテリー寿命で1週間連続して使えます。カラーはブラック・シルバー・ゴールドの3色展開で、ユーザーは9つのサイジングキットで自分に合ったサイズのGalaxy Ringを見つけることができます。