大谷翔平は「お兄ちゃんのよう」 外野からハート…親友が忘れぬ“エ軍での感謝”
ドジャースは10日からフィリーズ戦…マーシュが熱望する再会
かつてエンゼルスで大谷翔平投手とプレーしたフィリーズのブランドン・マーシュ外野手が9日(日本時間10日)から始まるドジャース戦での再会を楽しみにしている。地元紙「フィラデルフィア・インクワイアラー」の取材で「私にとってお兄ちゃんのような存在」と明かした。
2人はマーシュが2021年にエンゼルスでメジャーデビューしてから2022年途中にフィリーズへトレードで移籍するまで約1年半チームメートだった。一緒に焼肉を食べに行くなど、仲の良い関係を築いていた。
同紙では「オオタニは(当時)あまり英語を喋らなかった。マーシュもあまり日本語を喋れないが、彼らはすぐに親友になった。ある日彼らはじゃんけんをしたり、ある日はマーシュは外野から(大谷に向かって)ハートポーズを送った」と両者の関係を綴っていた。
マーシュは「ショウヘイは毎違いなく、私が尊敬する存在だ。(尊敬しているのは)彼の能力だけではなく、私にとってお兄ちゃんのような存在だったからだ。私がチームに最大限貢献できるように、私を助けてくれた」と感謝する。2021年にスイングのアドバイスを受け、高めの速球の対応が向上したという。
2人は「軽く連絡を取る仲」だという。エンゼルス時代の昨季、大谷が右肘靱帯を損傷した時は「日々十分に忙しいから、時間を少しあげたい」とあえて連絡を送らなかった。今でも「オオタニが『超超ビッグな存在』だと理解している」という理由でフィラデルフィアを大谷が訪れても長く過ごす予定はないと明かす。
それでも少しの再会を心待ちにしている。「彼が街にやってきたときに、いくつか打撃のアドバイスをくれるといいな」。偽らざる本音だ。(Full-Count編集部)