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バスケットボール男子日本代表の渡邊雄太選手の密着ドキュメンタリー『渡邊雄太 不屈の挑戦|バスケ☆FIVE 特別版』(ABEMA SPORTSチャンネル)。

7月3日(水)、3日連続で配信される同番組の#3が配信された。

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渡邊選手は今シーズン限りで所属していたメンフィス・グリズリーズを退団。6年間のNBA生活に終止符を打ち、来シーズンからの国内リーグ復帰を予定している。

その去就にも注目が集まるなか、5月にハワイで取り組んでいた自主トレーニングに密着。パリ五輪を直前に控え、自身もNBAから国内復帰という岐路に立つ渡邊選手の今を追った。

#3では、渡邊選手がオリンピックに向けて取り組んでいる練習に密着し、インタビューではグループリーグでの対戦相手について語った。

◆新たな武器は“プルアップ”!

NBAで6年間のプレーを終えた渡邊選手は、ハワイでの束の間バカンスを満喫する。

しかし、「バケーションにきて気が緩むときこそ、頑張れる人がどこでも頑張れると思う」と隙のないストイックさを見せ、この日向かった先は体育館。バスケットボールシューズに履き替えながら、「何かやらないと気持ち悪いので、今日の午前中は練習」とバカンスムードから表情が一変し練習に打ち込む。

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渡邊選手はここでオリンピックに向けての新たな武器“プルアップ”を磨いていた。“プルアップ”とはドリブルからシュートまでの一連の動きのことで、ディフェンスをかわしてシュートを決めるには欠かせない動きだ。

これまでNBAでの渡邊選手はフリーでボールを受け、ドリブルをせずにシュートをする役割を担っていた。しかし、日本代表では「ボールに触れる時間はNBAにいた頃より今後増える。自分でやっていける力や武器を身につけなければいけない」と語る。

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エースを担う日本代表では、自らがディフェンスを打開する武器を身につける必要があると考え、“プルアップ”の練習を重ねていたのだ。

とくに意識しているポイントは「相手との距離を作ったまますぐシュート体勢に入ること」と語り、渡邊選手は新武器“プルアップ”を身につけ夢舞台でのリベンジを誓った。

◆グループリーグの対戦相手は猛者揃い!

パリ五輪の初戦で日本代表が対戦するドイツ。そのなかで渡邊選手は司令塔のデニス・シュルーダー選手を要注意人物にあげた。

シュルーダー選手は昨年のW杯でもMVPを獲得するなど名実ともにトッププレイヤーの一人。「彼が起点となって攻撃がはじまるので、彼を自由にさせない」、その上で「自分たち(日本)が3ポイントを決め続けてドイツを焦らすことができれば勝つチャンスは出てくる」と、渡邊選手は相手チームのキーマンを抑えることでの勝ち筋を語った。

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続く2戦目の対戦相手の開催国・フランスについては“規格外”の男に要注意。ビクター・ウェンバンヤマ選手は224センチの長身を活かしながら、ゴール下だけではなく、ドリブルやスリーポイントシュートも得意で、今シーズンのNBA最優秀新人賞に選ばれた。

渡邊選手は彼について「今までのNBA選手の型にはまらない、いまだかつて人類が見たことないタイプ」と評価し、「“規格外”という言葉は彼のために作られたのでは」と形容。

フランスの強さは十分認めた上で「相手のリズムを狂わせるようにタフなディフェンスをして、日本のオフェンスを一番高いレベルでやりきる」ことが勝利への鍵だと語っていた。

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