【みょうがの保存】風味や食感を残すならキッチンペーパーで冷蔵!10日間OK♪酢漬けなら2か月イケる
管理栄養士のともゆみです。夏の食卓に爽やかさを運んでくれるみょうがは、鮮度が落ちやすくあまり日持ちがしない野菜です。そんなみょうがを長持ちさせる方法が、ニチレイフーズのホームページ内にある「ほほえみごはん」というサイトで紹介されていました。水に浸けて冷蔵すれば、何と1か月も日持ちするそうです。さらには冷凍についてや、甘酢漬けという方法も記されていたので、それぞれ試してみたいと思います♪
【青じその保存】水に挿して冷蔵保存で2週間鮮度をキープ!少量使いで即料理に使える冷凍保存法も!
主に冷凍食品を扱う大手食品会社ニチレイフーズでは「ほほえみごはん」という食サイトを運営しています。食品の保存方法や冷凍方法、簡単レシピなどあらゆる情報を提供しているんですよ。
みょうがを長持ちさせる方法は、冷蔵や冷凍、酢漬けなどがあり、それぞれメリット・デメリットがあるようなので色々と試してみたいと思います。
冷蔵保存①「キッチンペーパー+野菜室」(10日間)
最もみょうがの鮮度をキープできるのは、キッチンペーパー+ポリ袋で乾燥を防ぐ方法です。冷蔵庫の野菜室で10日程度保存可能です。
【冷蔵方法】
1. みょうがをよく洗います。ぬめりの原因となる表面の汚れを落とします。みょうがの軸部分が傷んでいたら切り落とします。
2. キッチンペーパーを濡らして軽く絞り、みょうがを2~3個ずつまとめて包みます。
3. ポリ袋に入れて口を閉じ、冷蔵庫の野菜室で保存します。キッチンペーパーは2~3日に1回取り替えます。
【検証】
10日間冷蔵保存したみょうがは、見た目はもちろん、香りや食感も、保存前とほぼ同じです。みょうがの先や軸部分が少し傷むことがあるので、その場合は切り落とします。
画像は冷蔵して10日後のみょうが↓
外側も中側もきれいな色をしています。食べてみてもシャキシャキのフレッシュなみょうがです。キッチンペーパーを2~3日に一度取り替える手間が難点ですが、10日も日持ちするのはいいですね。
冷蔵保存②「水に浸けて冷蔵」(1か月)
水を入れた保存容器に浸ける方法です。生のまま1か月程度保存できます。
【冷蔵方法】
1. みょうがはよく洗い、ぬめりの原因となる表面の汚れを落とします。みょうがの軸部分が傷んでいたら切り落とします。
2. みょうがが入る大きさの保存容器や瓶にみょうがを入れ、浸るくらいの水を入れて浸けます。容器のフタをしっかりと閉め、冷蔵庫の野菜室に保存します。みょうがを使う際に、もしくは2日に1度を目安に水を取り替えます。
【検証】
水に浸けて冷蔵したみょうがは水分を含むため、少しやわらかくなります。香りも少し抜けますが、味わいはしっかりキープされます。薬味に使う場合は、細かく切った後に水気を絞ります。
画像は20日後のみょうがです↓
外側はきれいですが、切ってみると、色が少し濃くなってくすんでいます。食べてみると、水っぽい感じがあり、香りは飛んでしまっていますね。シャキシャキ感は残っていて、味もちゃんとみょうがの味わいを保っています。こちらも2日に一度水を替えるのは面倒だなと思いましたが、1か月も保存できるのは驚きですね。
冷凍保存「ラップに包んで冷凍」(2か月)
みょうがをそのままラップで包んで冷凍庫で保存すれば、2か月程度保存可能です。
【冷凍方法】
1. みょうがはよく洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。みょうがの軸部分が傷んでいたら切り落とします。
2. みょうがを1個ずつラップでぴったりと包みます。
3. まとめて冷凍用保存袋に入れてしっかり口を閉じ、金属製バットにのせて冷凍庫で保存します。
【解凍方法】
凍ったまま、食べやすく切って調理します。みょうがは中に隙間があるため、凍ったままでも切りやすいですが、カチカチに凍って切りづらい場合は、常温で4~5分置くと切りやすくなります。冷凍庫から出してすぐだとさすがに切りにくかったので、3分ほど置いたら切れました。
【検証】
解凍後のみょうがはやや水っぽくなるため、薬味ではなくみそ焼きなどの加熱調理に向いています。また、冷凍によって味がしみ込みやすくなるので、ピクルスにするのもおすすめです。
画像は1か月半冷凍したものを常温に30分置いて解凍したものです↓
色のくすみはなくきれいなままですね。食べてみると、香りとシャキシャキ感は失われてやわらかくなっていますが、みょうが独特の味わいは楽しめます。水っぽいのでそのまま食べるより調理した方がおいしく食べられそうです。冷蔵のように水やペーパーを取り替える手間がないので、保存がラクチンですね。
冷凍保存「カットして冷凍」(2週間)
食べやすく切ってから冷凍すると、そのまますぐに薬味として使えて便利です。冷凍庫で2週間程度保存可能です。
【冷凍方法】
1. みょうがは洗ってキッチンペーパーで水気を拭き、小口切りや千切りにします。
2. 食べやすい量に分けてラップで包み、まとめて冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
【解凍方法】
凍ったまま、薬味や料理の具材に使います。
【検証】
風味・食感はやや損なわれますが、ほぐして必要な分だけすぐに使えるので便利です。凍ったままそうめんなどにトッピングすると、ひんやり感が味わえるのでおすすめです。そのままみそ汁に入れるなど、加熱調理にも向いています。
画像は冷凍して10日後のみょうがです↓
これはほぐしやすくて、すぐに使えて便利ですね。色もきれいだし、半解凍くらいだとふにゃっとならずに食感がシャキッとしたままです。みょうがの味もちゃんと残っていて、ひんやりしておいしく食べられます。ただ日持ちが2週間というのがちょっと残念です。
「甘酢漬け」にして作り置き(2か月)
甘酢漬けにしたみょうがは、冷蔵庫で2か月程度保存可能です。
【材料】
みょうが…5本
〈甘酢〉
酢…100ml
砂糖…大さじ3
塩…少々
【作り方】
1. 甘酢の材料を鍋に入れて中火にかけます。ひと煮立ちしたら火を止め、粗熱を取ります。
2. みょうがを洗って水気を拭き、保存容器や瓶に甘酢とともに入れます。容器のフタをしっかりと閉め、ひと晩以上漬けます。
【検証】
保存期間が長くなるほど味がしっかりしみ込みます。細かく刻んでマヨネーズとあえてタルタルソース風にするのもおすすめです。
画像は漬けてから1か月半のものです↓
きれいなピンク色になり、中までしっかりと漬かりました。
食べてみると、甘酢がしっかりと漬かっています。みょうがのシャキシャキ感もあるし、独特の風味や辛みなどもちゃんとあっておいしいです。これだけ保存期間が長いのにフレッシュ感が保てるのは不思議ですね。
みょうがの成分
みょうがは、ビタミンE、カリウム、マンガンなどの栄養成分を含みますが、さほど多くはありません。注目したいのは、鼻に抜ける爽やかな香り、精油成分のα-ピネンです。α-ピネンは胃の消化を助け、食欲増進の働きがあります。また、体を温める作用があり、血行促進や発汗を促して体温をコントロールしてくれます。
いろいろなみょうがの保存方法を試してみましたが、一番のおすすめは「キッチンペーパー+野菜室」ですね、フレッシュなまま食べられます。あとは冷凍するなら切ってからの方がおいしくて便利でした。甘酢漬けは、あると箸休めとして食べられるので意外と重宝しますね。
今回は、みょうが1つ取ってもさまざまな保存方法を知ることができました。メリットデメリットあるので、参考にしてみてくださいね。
参考文献:
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 監修 吉田企世子 エクスナレッジ
【青じその保存】水に挿して冷蔵保存で2週間鮮度をキープ!少量使いで即料理に使える冷凍保存法も!
主に冷凍食品を扱う大手食品会社ニチレイフーズでは「ほほえみごはん」という食サイトを運営しています。食品の保存方法や冷凍方法、簡単レシピなどあらゆる情報を提供しているんですよ。
みょうがを長持ちさせる方法は、冷蔵や冷凍、酢漬けなどがあり、それぞれメリット・デメリットがあるようなので色々と試してみたいと思います。
冷蔵保存①「キッチンペーパー+野菜室」(10日間)
最もみょうがの鮮度をキープできるのは、キッチンペーパー+ポリ袋で乾燥を防ぐ方法です。冷蔵庫の野菜室で10日程度保存可能です。
【冷蔵方法】
1. みょうがをよく洗います。ぬめりの原因となる表面の汚れを落とします。みょうがの軸部分が傷んでいたら切り落とします。
2. キッチンペーパーを濡らして軽く絞り、みょうがを2~3個ずつまとめて包みます。
3. ポリ袋に入れて口を閉じ、冷蔵庫の野菜室で保存します。キッチンペーパーは2~3日に1回取り替えます。
【検証】
10日間冷蔵保存したみょうがは、見た目はもちろん、香りや食感も、保存前とほぼ同じです。みょうがの先や軸部分が少し傷むことがあるので、その場合は切り落とします。
画像は冷蔵して10日後のみょうが↓
外側も中側もきれいな色をしています。食べてみてもシャキシャキのフレッシュなみょうがです。キッチンペーパーを2~3日に一度取り替える手間が難点ですが、10日も日持ちするのはいいですね。
冷蔵保存②「水に浸けて冷蔵」(1か月)
水を入れた保存容器に浸ける方法です。生のまま1か月程度保存できます。
【冷蔵方法】
1. みょうがはよく洗い、ぬめりの原因となる表面の汚れを落とします。みょうがの軸部分が傷んでいたら切り落とします。
2. みょうがが入る大きさの保存容器や瓶にみょうがを入れ、浸るくらいの水を入れて浸けます。容器のフタをしっかりと閉め、冷蔵庫の野菜室に保存します。みょうがを使う際に、もしくは2日に1度を目安に水を取り替えます。
【検証】
水に浸けて冷蔵したみょうがは水分を含むため、少しやわらかくなります。香りも少し抜けますが、味わいはしっかりキープされます。薬味に使う場合は、細かく切った後に水気を絞ります。
画像は20日後のみょうがです↓
外側はきれいですが、切ってみると、色が少し濃くなってくすんでいます。食べてみると、水っぽい感じがあり、香りは飛んでしまっていますね。シャキシャキ感は残っていて、味もちゃんとみょうがの味わいを保っています。こちらも2日に一度水を替えるのは面倒だなと思いましたが、1か月も保存できるのは驚きですね。
冷凍保存「ラップに包んで冷凍」(2か月)
みょうがをそのままラップで包んで冷凍庫で保存すれば、2か月程度保存可能です。
【冷凍方法】
1. みょうがはよく洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。みょうがの軸部分が傷んでいたら切り落とします。
2. みょうがを1個ずつラップでぴったりと包みます。
3. まとめて冷凍用保存袋に入れてしっかり口を閉じ、金属製バットにのせて冷凍庫で保存します。
【解凍方法】
凍ったまま、食べやすく切って調理します。みょうがは中に隙間があるため、凍ったままでも切りやすいですが、カチカチに凍って切りづらい場合は、常温で4~5分置くと切りやすくなります。冷凍庫から出してすぐだとさすがに切りにくかったので、3分ほど置いたら切れました。
【検証】
解凍後のみょうがはやや水っぽくなるため、薬味ではなくみそ焼きなどの加熱調理に向いています。また、冷凍によって味がしみ込みやすくなるので、ピクルスにするのもおすすめです。
画像は1か月半冷凍したものを常温に30分置いて解凍したものです↓
色のくすみはなくきれいなままですね。食べてみると、香りとシャキシャキ感は失われてやわらかくなっていますが、みょうが独特の味わいは楽しめます。水っぽいのでそのまま食べるより調理した方がおいしく食べられそうです。冷蔵のように水やペーパーを取り替える手間がないので、保存がラクチンですね。
冷凍保存「カットして冷凍」(2週間)
食べやすく切ってから冷凍すると、そのまますぐに薬味として使えて便利です。冷凍庫で2週間程度保存可能です。
【冷凍方法】
1. みょうがは洗ってキッチンペーパーで水気を拭き、小口切りや千切りにします。
2. 食べやすい量に分けてラップで包み、まとめて冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
【解凍方法】
凍ったまま、薬味や料理の具材に使います。
【検証】
風味・食感はやや損なわれますが、ほぐして必要な分だけすぐに使えるので便利です。凍ったままそうめんなどにトッピングすると、ひんやり感が味わえるのでおすすめです。そのままみそ汁に入れるなど、加熱調理にも向いています。
画像は冷凍して10日後のみょうがです↓
これはほぐしやすくて、すぐに使えて便利ですね。色もきれいだし、半解凍くらいだとふにゃっとならずに食感がシャキッとしたままです。みょうがの味もちゃんと残っていて、ひんやりしておいしく食べられます。ただ日持ちが2週間というのがちょっと残念です。
「甘酢漬け」にして作り置き(2か月)
甘酢漬けにしたみょうがは、冷蔵庫で2か月程度保存可能です。
【材料】
みょうが…5本
〈甘酢〉
酢…100ml
砂糖…大さじ3
塩…少々
【作り方】
1. 甘酢の材料を鍋に入れて中火にかけます。ひと煮立ちしたら火を止め、粗熱を取ります。
2. みょうがを洗って水気を拭き、保存容器や瓶に甘酢とともに入れます。容器のフタをしっかりと閉め、ひと晩以上漬けます。
【検証】
保存期間が長くなるほど味がしっかりしみ込みます。細かく刻んでマヨネーズとあえてタルタルソース風にするのもおすすめです。
画像は漬けてから1か月半のものです↓
きれいなピンク色になり、中までしっかりと漬かりました。
食べてみると、甘酢がしっかりと漬かっています。みょうがのシャキシャキ感もあるし、独特の風味や辛みなどもちゃんとあっておいしいです。これだけ保存期間が長いのにフレッシュ感が保てるのは不思議ですね。
みょうがの成分
みょうがは、ビタミンE、カリウム、マンガンなどの栄養成分を含みますが、さほど多くはありません。注目したいのは、鼻に抜ける爽やかな香り、精油成分のα-ピネンです。α-ピネンは胃の消化を助け、食欲増進の働きがあります。また、体を温める作用があり、血行促進や発汗を促して体温をコントロールしてくれます。
いろいろなみょうがの保存方法を試してみましたが、一番のおすすめは「キッチンペーパー+野菜室」ですね、フレッシュなまま食べられます。あとは冷凍するなら切ってからの方がおいしくて便利でした。甘酢漬けは、あると箸休めとして食べられるので意外と重宝しますね。
今回は、みょうが1つ取ってもさまざまな保存方法を知ることができました。メリットデメリットあるので、参考にしてみてくださいね。
参考文献:
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 監修 吉田企世子 エクスナレッジ