天気が悪いと調子も悪い…なら発症かも⁉【気象病チェックリスト12】で確認してみた!5項目でアウト!
天気が悪い日って、頭が痛いのよね…。と思っていたら、「気象病(天気痛)」というのがあるらしいです。5月28日放送の日本テレビ『news every.』では、12項目の「気象病チェックリスト」や「気象病」の原因や対策などについて、詳しく紹介していました。体質だけでなく、「気象病」が発症しやすい地域や生活環境もあるとか。雨の多い梅雨ということで、「気象病」についてまとめました。まずは、自分が気象病なのかチェ~ック!
仕事を休むほどの頭痛・めまい...「天気痛」の症状と最新治療法とは?【看護師が解説】
まずは、自分が「気象病」なのかチェックしてみよう。
「気象病チェックリスト12」をやってみた!
番組では、せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅 司(くでけん つかさ)院長が使用しているという、気象病チェックリストの一部となる、12項目を紹介。そのリストが、こちら。
【気象病チェックリスト】
①天候が変わる時に体調が悪い。
②雨が降る前や天候が変わる前に、何となく予測が出来る。
③耳鳴りやめまいが起こりやすい。
④肩こりや首こり、首の外傷歴がある。
⑤猫背、そり腰である。姿勢が悪い。
⑥乗り物酔いをしやすい。
⑦PC作業やスマートフォンの使用時間が長い。1日平均4時間以上である。
⑧ストレッチや柔軟体操をすることが少ない。
⑨歯の食いしばりや、歯ぎしり、歯の治療が多い。顎関節症と言われたことがある。
⑩エアコンが効いている環境にいることが多い。夏冬ともに。
⑪日常的にストレスを感じている。特に精神的なストレス。
⑫更年期障害ではないかと思うことがある(男女ともに)。
5つ程度当てはまると、気象病の可能性が高いとのこと。特に「①天候が変わる時に体調が悪い」「②雨が降る前や天候が変わる前に、何となく予測が出来る」に当てはまる人は、”ほぼ”気象病だそうですよ。
わたしは、7個当てはまりました。けっこう多め。「②雨が降る前や天候が変わる前に、何となく予測が出来る」にも当てはまるので、どうやら、”ほぼ”気象病ってことみたいです(苦笑)。
さて、そもそも「気象病」とは何なんでしょう?
「気象病」ってナニ?
画像出典:イラストAC
『news every.』によると、「気象病」は「気候や天気の変化が原因で起こる体の不調の総称」とのこと。「天気痛」と呼ばれることもあるそうです。
めまいや吐き気、頭痛、肩こり、けん怠感などの体の症状から、気持ちが落ち着かない、不安になるといった心の症状まで、人によって症状はいろいろ。
そんな「気象病」の原因のひとつとして考えられるのが、「気圧の低下」だそうです。
気圧の低下が、耳の奥にある内耳に影響。その異変が脳を経由して自律神経に伝わると、さまざまな不調が現れると考えられているそうです。雨の日や台風が接近している時などは、気圧が下がるため、気象病の症状が現れやすくなるとのこと。
…自律神経かぁ。
気象病に限らず、自律神経の乱れって、いろいろな病気の原因になりますよね。自分の生活習慣だけでなく、自然現象である「気圧の低下」も、自律神経に影響しちゃうんですね。それは大変。
そして、「気圧の低下」が原因のひとつということで、地域や生活環境も、気象病の発症に関係があるみたいです。
ウェザーニュースが調査!「天気痛」の発症率の高い地域とは!?
下の表は、ウェザーニュースが2023年に行った調査結果。全国19,897人に「あなたは天気痛(気象病)を持っていますか?」と質問し、「はい」と回答した人の割合を都道府県別に示したものだそうです。
画像出典:ウェザーニュース「天気痛調査2023」より
都道府県ごとに見ると、「天気痛の自覚がある人」の割合は、徳島県がトップの77.6%。日本海側より太平洋側、九州では東シナ海側で多い傾向が…。
台風の接近や上陸が多い地域では、大きな気圧低下にさらされる機会が多いため、発症率が高いと考えられるそうです。
確かに、九州地方や徳島、和歌山、静岡などは、よく台風の通り道になっていると、ニュースで見ますよね。
さらに、地域だけではなく生活環境も関係があるそうです。
なんでも「10階以上の自宅や職場」は、注意が必要とのこと。どういうことなんでしょう?
10階以上の自宅や職場は「気象病」になりやすい!?
画像出典:photo AC
久手堅院長によると、気象病では気圧が5ヘクトパスカル下がると不調が出始めるそうです。
高層ビル10階では、地上と比べて約5ヘクトパスカル気圧が下がるそう。自宅や職場が10階以上という人は、出入りするだけで1日に何回も気圧の変化を受けるので、気象病になる可能性があるそうです。
自宅や職場が気象病に関係するとなると、”生活そのもの”なので、大変ですよね。自宅や職場が10階以上にある方は特に、気象病と上手に付き合っていく必要がありそうです。
では、「気象病」には、何か対策があるのでしょうか?
「気象病」対策とは?
久手堅院長によると、自律神経を整えるには、「耳マッサージ」「腸活」「スマホ・パソコンを使いすぎない」「規則正しい生活(特に、午前中に日光を浴びることが大切)」をすることが、いいそうです。
まず、「耳マッサージ」は、耳を5秒くらい軽く引っ張る→離すを繰り返したり、手で耳を覆って温めたりすると◎。
「腸活」には、ヨーグルトなど、おなかにやさしい食べ物を摂るといいそう。体の不調につながる指示を出している脳は、腸と密接に影響を及ぼし合う関係にあるため、腸を整えることで、不調が改善されるんですって。
また、長時間同じ姿勢でいることもよくないとか。スマホやパソコンの使い過ぎには、注意しましょう。
このほか、ウェザーニュースでは、「天気痛予報®︎」を公開しているので、そちらを活用して対策するのもいいそうですよ。
ウェザーニュースの「”天気痛”予報」とは?
画像出典:ウェザーニュース「天気痛予報®︎」より
ウェザーニュースの「天気痛予報®︎」では、気圧の変化や半日周期の気圧の振れ幅などから予測し、天気痛の発症リスクを、4ランクの「安心」「やや注意」「注意」「警戒」で、表示しています。
「天気痛予報®︎」を活用して、症状が重くなる前に自律神経を整えるなどの対策を取るのもいいそうです。
今回、「気象病(天気痛)」について、まとめてみました。気象病の原因のひとつは気圧の低下であり、自律神経を整えることが対策になることが、わかりました。わたし自身、雨が降りそうな日には頭痛によく悩まされるため、自律神経を整えながら、気象病とうまく付き合っていきたいなと思います。
<参考文献>
WEB
『ウェザーニューズ~天気痛は7割近くが雨や曇りの日に発症、4人に1人が生活への支障あり~』
https://jp.weathernews.com/news/43580
仕事を休むほどの頭痛・めまい...「天気痛」の症状と最新治療法とは?【看護師が解説】
まずは、自分が「気象病」なのかチェックしてみよう。
「気象病チェックリスト12」をやってみた!
番組では、せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅 司(くでけん つかさ)院長が使用しているという、気象病チェックリストの一部となる、12項目を紹介。そのリストが、こちら。
【気象病チェックリスト】
①天候が変わる時に体調が悪い。
②雨が降る前や天候が変わる前に、何となく予測が出来る。
③耳鳴りやめまいが起こりやすい。
④肩こりや首こり、首の外傷歴がある。
⑤猫背、そり腰である。姿勢が悪い。
⑥乗り物酔いをしやすい。
⑦PC作業やスマートフォンの使用時間が長い。1日平均4時間以上である。
⑧ストレッチや柔軟体操をすることが少ない。
⑨歯の食いしばりや、歯ぎしり、歯の治療が多い。顎関節症と言われたことがある。
⑩エアコンが効いている環境にいることが多い。夏冬ともに。
⑪日常的にストレスを感じている。特に精神的なストレス。
⑫更年期障害ではないかと思うことがある(男女ともに)。
5つ程度当てはまると、気象病の可能性が高いとのこと。特に「①天候が変わる時に体調が悪い」「②雨が降る前や天候が変わる前に、何となく予測が出来る」に当てはまる人は、”ほぼ”気象病だそうですよ。
わたしは、7個当てはまりました。けっこう多め。「②雨が降る前や天候が変わる前に、何となく予測が出来る」にも当てはまるので、どうやら、”ほぼ”気象病ってことみたいです(苦笑)。
さて、そもそも「気象病」とは何なんでしょう?
「気象病」ってナニ?
画像出典:イラストAC
『news every.』によると、「気象病」は「気候や天気の変化が原因で起こる体の不調の総称」とのこと。「天気痛」と呼ばれることもあるそうです。
めまいや吐き気、頭痛、肩こり、けん怠感などの体の症状から、気持ちが落ち着かない、不安になるといった心の症状まで、人によって症状はいろいろ。
そんな「気象病」の原因のひとつとして考えられるのが、「気圧の低下」だそうです。
気圧の低下が、耳の奥にある内耳に影響。その異変が脳を経由して自律神経に伝わると、さまざまな不調が現れると考えられているそうです。雨の日や台風が接近している時などは、気圧が下がるため、気象病の症状が現れやすくなるとのこと。
…自律神経かぁ。
気象病に限らず、自律神経の乱れって、いろいろな病気の原因になりますよね。自分の生活習慣だけでなく、自然現象である「気圧の低下」も、自律神経に影響しちゃうんですね。それは大変。
そして、「気圧の低下」が原因のひとつということで、地域や生活環境も、気象病の発症に関係があるみたいです。
ウェザーニュースが調査!「天気痛」の発症率の高い地域とは!?
下の表は、ウェザーニュースが2023年に行った調査結果。全国19,897人に「あなたは天気痛(気象病)を持っていますか?」と質問し、「はい」と回答した人の割合を都道府県別に示したものだそうです。
画像出典:ウェザーニュース「天気痛調査2023」より
都道府県ごとに見ると、「天気痛の自覚がある人」の割合は、徳島県がトップの77.6%。日本海側より太平洋側、九州では東シナ海側で多い傾向が…。
台風の接近や上陸が多い地域では、大きな気圧低下にさらされる機会が多いため、発症率が高いと考えられるそうです。
確かに、九州地方や徳島、和歌山、静岡などは、よく台風の通り道になっていると、ニュースで見ますよね。
さらに、地域だけではなく生活環境も関係があるそうです。
なんでも「10階以上の自宅や職場」は、注意が必要とのこと。どういうことなんでしょう?
10階以上の自宅や職場は「気象病」になりやすい!?
画像出典:photo AC
久手堅院長によると、気象病では気圧が5ヘクトパスカル下がると不調が出始めるそうです。
高層ビル10階では、地上と比べて約5ヘクトパスカル気圧が下がるそう。自宅や職場が10階以上という人は、出入りするだけで1日に何回も気圧の変化を受けるので、気象病になる可能性があるそうです。
自宅や職場が気象病に関係するとなると、”生活そのもの”なので、大変ですよね。自宅や職場が10階以上にある方は特に、気象病と上手に付き合っていく必要がありそうです。
では、「気象病」には、何か対策があるのでしょうか?
「気象病」対策とは?
久手堅院長によると、自律神経を整えるには、「耳マッサージ」「腸活」「スマホ・パソコンを使いすぎない」「規則正しい生活(特に、午前中に日光を浴びることが大切)」をすることが、いいそうです。
まず、「耳マッサージ」は、耳を5秒くらい軽く引っ張る→離すを繰り返したり、手で耳を覆って温めたりすると◎。
「腸活」には、ヨーグルトなど、おなかにやさしい食べ物を摂るといいそう。体の不調につながる指示を出している脳は、腸と密接に影響を及ぼし合う関係にあるため、腸を整えることで、不調が改善されるんですって。
また、長時間同じ姿勢でいることもよくないとか。スマホやパソコンの使い過ぎには、注意しましょう。
このほか、ウェザーニュースでは、「天気痛予報®︎」を公開しているので、そちらを活用して対策するのもいいそうですよ。
ウェザーニュースの「”天気痛”予報」とは?
画像出典:ウェザーニュース「天気痛予報®︎」より
ウェザーニュースの「天気痛予報®︎」では、気圧の変化や半日周期の気圧の振れ幅などから予測し、天気痛の発症リスクを、4ランクの「安心」「やや注意」「注意」「警戒」で、表示しています。
「天気痛予報®︎」を活用して、症状が重くなる前に自律神経を整えるなどの対策を取るのもいいそうです。
今回、「気象病(天気痛)」について、まとめてみました。気象病の原因のひとつは気圧の低下であり、自律神経を整えることが対策になることが、わかりました。わたし自身、雨が降りそうな日には頭痛によく悩まされるため、自律神経を整えながら、気象病とうまく付き合っていきたいなと思います。
<参考文献>
WEB
『ウェザーニューズ~天気痛は7割近くが雨や曇りの日に発症、4人に1人が生活への支障あり~』
https://jp.weathernews.com/news/43580