年齢を重ねると「ダイエットしても、もうやせられないかも」とあきらめてしまう方も多いのではないでしょうか。ダイエットカウンセラー・おにゃさん考案の、「炭」水化物と「タン」パク質をきちんととる「たんタンダイエット」を参考に、11kgやせして別人になった久枝さん(59歳)が取り入れていた食事をご紹介します。

食事をボリューミーにしたのに、11kgやせた

写真に撮られたとき、あまりにオバさんでギョッとしたことがきっかけで、ダイエットをした久枝さん(59歳)。まずは、3食のうち朝と昼にボリュームを置き、夜を控えめにすることで、食事を整えることから始めました。すると、ちゃんと食べているのに体重が減っていったそうです。

【Before→After】1年で無理なく62kg→51kgに

間食は高カカオチョコレートにチェンジし、飲み物は炭酸水に。大好物のチーズケーキとアップルパイは、週1回・15時までなら食べてもいいルールにしてストレスをためないようにしました。年末年始に正月太りしたのですが、冷静に食事をととのえたら1週間で体重を戻せたので、メンタルの面でも安心感が大きくなりました」(久枝さん、以下同)

ウエストマークもヒール靴も楽しい!

やせたら、ウエストゴムではなく、キュッとベルトを締める服が着たくなり、ヒール靴も購入。先日は、職場の人に「脚のラインがキレイ」と言われてうれしかったと語ります。

たんタンダイエットのルールは3つ!

ダイエットカウンセラーのおにゃさんが提唱する「たんタンダイエット」は、「無理しない」「栄養のあるものをちゃんと食べる」が基本。ストレスなく続けるためのルールは以下の3つ。

●ルール1:タンパク質を「1回100g、1日2種類以上」とる

肉や魚など、タンパク質が多く含まれている食材を、1回の食事で100g程度、食べるようにします。100gの目安は、手のひらの大きさ。そして、昼は肉、夜は魚など、2種類以上の高タンパク食材をとるのがおすすめです。

●ルール2:炭水化物は太りにくいものにする

血糖値が上がりやすくなる炭水化物に関しては、色がポイント。ご飯もパンも麦入り、雑穀入り、玄米(殻つき)など、精製度があまり高くない「茶色いもの」を選んびます。味や食感が好みだから食べているのですが、“茶色い炭水化物”は食物繊維やミネラル、ビタミンが豊富で、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれ、食べごたえが出て、満腹感が得やすくなります。

●ルール3:野菜はなるべく毎食とる

最初の目標としているのは『毎食野菜を食べる』ということ。これがクリアできたら、1食につき、片手にのるくらいの量を食べます。徐々に摂取する野菜の種類も増やしていけるとベストです。

11kgやせた久枝さんが食べていたもの

そんな久枝さんが1日に食べていたものをご紹介します。

●<朝・昼>ご飯ありでタンパク質も野菜もたっぷり

「朝昼は、野菜多め、タンパク質もしっかりの、ボリュームのある食事を心がけました。さらにもち麦ご飯(ヒジキ入り)やライ麦パンも添えます」

●<夜>ご飯はなしで野菜メインに。週3回は晩酌も

「夜は、意識としては野菜がメイン。タンパク質は、脂っこいものは避けて、魚やお刺身など消化のいいメニューにしています。ご飯はなし。お酒は、週3回、ハイボールを2杯飲んでました」