「過敏性腸症候群(過敏性腸炎)」の症状・原因はご存知ですか?医師が監修!

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Medical DOC監修医がストレスが限界に達した時に現れる病気を詳しく解説します。

※この記事はMedical DOCにて『「ストレスが限界に達した時に出る症状」はご存知ですか?対処法も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

≫「うつ病」の初期症状・原因はご存知ですか?医師が監修!

監修医師:
今村 英利(いずみホームケアクリニック)

2009年新疆医科大学を卒業し、中国医師免許を取得。2019年に日本医師免許を取得。
神戸大学大学院(腫瘍・血液内科学講座)にて血液悪性腫瘍の研究に従事。医学博士号を取得。
赤穂市民病院、亀田総合病院、新宿アイランド内科クリニック院長などを歴任後、2023年2月いずみホームケアクリニックに常勤として着任。現在は内科全般の疾患を幅広く診療している。

「ストレスが限界に達した時に出る症状」が特徴的な病気・疾患

ここではMedical DOC監修医が、「ストレスが限界に達した時に出る症状」が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

うつ病

​​うつ病とは気分が落ち込む、なにも楽しめなくなるなどの心のサインや食欲がわかない、夜眠れないなどの体のサインも出す病気です。発症の原因は正確にはわかっていませんが、ストレスが関わっていると言われています。
休養をとることがとても重要になります。他には薬物療法や場合によっては電気けいれん療法といった治療を行うこともあります。
強いストレスによって眠れず、食事が取れないような症状が出ている場合や気分の落ち込みが継続し死について考える場合には、精神科・心療内科への受診をしましょう。

適応障害

適応障害とは自分の許容できるキャパシティーを超えるストレスにより不安や不眠、出勤できないなど様々な症状や問題を引き起こす病気です。原因としては環境やその他あらゆるストレスで人によってストレス因は異なります。対処法としては学校や仕事がストレスの場合には一度そこから離れることが大事です。他のストレスが原因の場合にもその原因から離れることや対処法を考えるなどの心理的な治療が有効です。補助的に薬物療法も行うほか、認知行動療法という治療もあります。過度なストレスにより症状が出ている場合や、学校や職場にいくのが億劫な場合には、精神科・心療内科への受診をおすすめします。

自律神経失調症

私たちは活動時や日中に優位となる交感神経と睡眠時や食事の際などリラックスしている際に優位になる副交感神経のバランスにより保たれていますがそのバランスが崩れて頭痛、不眠・過眠、立ちくらみなど様々な症状が出る病気です。原因としては生活リズムが崩れていることやストレスが関係しています。症状により困っている場合には、かかりつけの内科の先生に相談することや精神科・心療内科への受診を薦めます。

突発性難聴

突発性難聴は突然片側の耳が(まれに両側)聞こえづらくなる又は聞こえなくなる病気です。原因は明らかにはされていませんが、ストレスが病気に関係していると言われています。40~60代の働き盛りに多く見られます。治療を1週間以内の早期に開始することがその後の症状に大事だと言われています。耳が聞こえなくなった場合には迷わず急いで耳鼻咽喉科に受診しましょう。

「ストレスが限界に達した時に出る症状」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「ストレスが限界に達した時に出る症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

ストレスがどれくらい溜まっているかチェックすることはできますか?

今村 英利 医師

インターネットにあるものなどでチェックすることはできますね。ただし必ずしもそれが正しいとは限らないのでご参考程度にしてください。

ストレスで倒れてしまう前にできる上手な発散方法はありますか?

今村 英利 医師

好きなことをして忘れてしまうことや信用できる家族や友達相手に気持ちを吐き出すことなど人により様々だと思います。私の場合はキャンプや釣りに行くことや、友人に話すこと、美味しいものを食べることなどで気分はすっきりします。

強いストレスから来る異変で特に気をつけるべき症状は何ですか?

今村 英利 医師

先ほど述べた耳が聞こえない症状に関しては、急いで病院への受診が必要です。他にもご飯や水分をとれていない状態、眠れない日が続く、死について考えてしまうことなどは気を付けるべきです。

急に涙が出るのはストレスが限界に達した時に出る症状ですか?

今村 英利 医師

涙がでるかどうかは人によるので、涙が出ていないから大丈夫とはなりません。勿論涙もストレスの一つのサインですが、涙が出ていなくてもストレスが限界に達している可能性はあります。

まとめ

ストレスをたくさん感じていて症状が出ている方で、病院への受診を迷っている場合には受診をお勧めします。精神科の受診に抵抗がある場合や、予約が埋まっていてなかなか取れない場合には、まずは近くのかかりつけの先生でも良いでしょう。
迷ったうえで病気が重くなってしまうことのほうが怖いですし、多大なストレスにさらされている場合には、普段よりも適切に判断できないこともあります。重く考えずに気軽に受診されることをおすすめします。

「ストレスが限界に達した時に出る症状」で考えられる病気

「ストレスが限界に達した時に出る症状」から医師が考えられる病気は5個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

精神科・心療内科の病気

うつ病適応障害

不安障害

消化器内科の病気

機能性ディスペプシア過敏性腸症候群

過度なストレスによって心と体の不調を起こすことがある、ということを再認識しておきましょう。

「ストレスが限界に達した時に出る症状」に似ている症状・関連する症状

「ストレスが限界に達した時に出る症状」と関連している、似ている症状は18個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

不安

不眠

蕁麻疹

頭痛、肩こり

食欲低下

腹痛立ちくらみ

難聴

ストレス変な夢ばかり見るげっぷ 止まらないストレスでめまいがする息が深く吸えないリンパが腫れる口が乾く髪を抜く(抜毛症)顎が痛い胃が痛い

「ストレスが限界に達した時に出る症状」の他にこれらの症状がある場合でも「うつ病」「適応障害」「不安障害」「機能性ディスペプシア」「過敏性腸症候群」などの疾患の可能性が考えられます。見え方に違和感を感じる場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

【参考文献】
・うつ病(こころの情報サイト)
・突発性難聴について(e-ヘルスネット)