大勝したミャンマー戦でメンバー外となった久保。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 6月6日に行なわれた北中米ワールドカップ・アジア2次予選で、日本代表はミャンマーと対戦。17分に中村敬斗が挙げた先制点を皮切りにゴールラッシュを披露し、5−0の圧勝を飾った。
【動画】鎌田の見事なパスから中村が鮮烈弾
 この一戦の前に、ファンを騒然とさせたのが、久保建英レアル・ソシエダ)のベンチ外だ。人気選手だけに、キッキオフ前に欠場が決まり、落胆や懸念の声も出るなか、23歳になったばかりのレフティがプレーするスペインのメディア『ESTADIO DEPORTIVO』もメンバー外に注目。こう伝えている。

「この日本人選手は若干の違和感を抱えており、代表チームの初戦に出場できなかった。これが彼をオリンピックに出場させたくないソシエダのリスクのさらなる証拠となっている」
 
 記事は「クボは最近、日本代表に集中しているが、ミャンマーに5−0で快勝した試合では出場時間がなかった。実際、クボは間違いなく通常のトレーニングを行なっていたのが見られたが、試合のメンバーにすら入っていなかった」と続けている。

 同メディアは「レアル・ソシエダの選手は土壇場で筋肉に違和感を覚え、ピッチ上でチームメイトを助けられなかった」と報道。「これが、ソシエダが警戒し、クボ(の五輪出場)に対して強硬な姿勢をとらせることになった警告だ」と綴っている。

「1月にクボはラ・レアルでの出場が危ぶまれていたときにアジアカップに参加するためチームを離れた。2月初めに復帰して以来、軽い筋肉の違和感によりパフォーマンスの低下を見せ、イマノル・アルグアシル監督は打撃を余儀なくされた」

『ESTADIO DEPORTIVO』は、シーズン後半に見られたハムストリングの違和感が欠場理由だと見立て、それこそが久保のパリ五輪招集をソシエダが拒否した理由だと考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部