TSMCのロゴ=2021年1月、台湾・新竹市(ロイター=共同)

 【ロサンゼルス共同】米西部アリゾナ州フェニックスで建設が進む半導体受託生産の世界最大手、TSMCの工場で15日、爆発があったとの通報があった。詳細は不明。少なくとも1人が重傷となった。米メディアが報じた。

 TSMCはアリゾナで第1、第2工場の建設を進め、4月には第3工場の建設計画を発表した。自国内での半導体生産の拡大を狙う米政府は巨額の資金提供を決めており、2022年にはバイデン大統領が視察した。

 米メディアは、TSMC側が状況を十分に説明していないとして、負傷者の家族が不満を募らせていると報じた。ロイター通信によると、TSMCは爆発による施設への被害はないと説明した。