「言葉になりません」第68代横綱・朝青龍、第64代横綱・曙さん追悼 「沢山のenjoy time ごっちゃんでした」
元横綱で格闘家の曙太郎(あけぼの・たろう)さんが2024年4月に死去したことが明らかになったことを受け、第68代横綱の朝青龍さんが自身のX(@Asashoryu)で4月11日、曙さんを追悼した。
「太刀持ち」の役が実現できず残念がる
曙さんは平成5年(1993年)、第64代横綱に昇進。外国出身力士としては初めての横綱だった。かねてからの両膝の故障で全休した平成13年(2001年)初場所後に引退するまで、11回の優勝を誇った。「若貴兄弟」のライバルとして、相撲ブームのけん引役でもあった。
朝青龍さんは、平成13年(2001年)1月場所で新入幕した。その後、平成15年(2003年)初場所後にモンゴル出身力士では初の横綱に昇進。優勝25回を誇る大横綱だった。
曙さんの訃報に朝青龍さんはまず、「お悔やみ申し上げます」「第64代横綱曙様」「言葉になりません」と書き出した。曙さんとの思い出については、
「母国モンゴルにもう一緒させて最高の思い出です。横綱がまた引退する前に語ったことがあります。曙さんに私から横綱私早く幕の内上がって横綱土俵入りの太刀持ちやりたいです。また引退しないで下さいという言葉が忘れない。残念ながら幕内上がる前場所で引退することになりました。」(原文ママ。以下同。)
と心境をつづった。朝青龍さんが幕内に上がるタイミングと、曙さんの引退時期が重なったため、「横綱土俵入り」の際に横綱に従う「太刀持ち」の役が実現できなかったことを残念がった。
Xでは曙さんとの思い出の写真も公開している。そして、「沢山のお世話、沢山のenjoy time ごっちゃんでした。」と感謝の言葉を寄せている。
最後には、「またALOHA青い海で会いましょう横綱 I (ハートマーク) in HAWAII」「TEARS IN HEAVEN 横綱から覚えたSONG です。」と締めくくり、曙さんを偲んだ。