JRT四国放送

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さて、サッカーJ2で今季リーグ開幕から3連敗を喫していた徳島ヴォルティスですが、3月16日のアウェー・水戸ホーリーホック戦で、ようやく初白星をあげました。

あす3月20日のレノファ山口FC戦で悪い流れを断ち切り、ホーム初勝利を飾れるのか、今のチームの課題に迫りました。


(徳島ヴォルティス 吉田達磨監督)
「長らくお待たせしました」

J2ではクラブ史上初となる開幕3連敗で、苦しい船出となったヴォルティス。

しかし、前節、3月16日の水戸戦では、アディショナルタイムに勝ち越しゴールをあげ、ようやく今シーズン初勝利をあげました。

この1勝はチームにとって大きかったようで、18日の練習前には選手たちは明るい表情を浮かべ、練習に臨んでいました。

(徳島ヴォルティス 吉田達磨監督)
「勝ちでまとまるのも多いし、負けて壊れるのも多い。負けても壊れない、自分たちから壊れていかないということを大事にやってきた選手たちが、ギリギリのところで踏ん張って、勝ち点3をもぎ取ったと思う」

ただ、ここまで、0点に抑えた試合はなく、4試合で10失点と守備の立て直しが急務です。

この守備の課題に対して吉田監督は、「プレスをかけ奪う事」と「ボールをつなぎ自分たちのペースを作ること」の両方が必要だという考えです。

(徳島ヴォルティス 吉田達磨監督)
「どっちも大事だと思う。押し返すエネルギーを持って、ボールを持つところは本当に大事で、どうしても相手に今渡してしまっている。良いところまで行く時間をつかう場面で、相手に渡してしまっている。もう一度、相手陣内で時間を過ごせるよう、そんな取り組みをしていきたい」

守備の要として期待がかかるのが、センターバックの森昂大選手。

ケガ人や移籍で層が薄くなったディフェンス陣の中、副キャプテンとしてのリーダーシップが問われています。

(徳島ヴォルティス 森昂大選手(24))
「逆転負けが多かったので、1点とった後に。もう1回全員を締めるリーダーシップだったり、ディフェンスラインの統率をしっかりして、1点とった後にゼロに抑える。無失点で90分を終えることが、これからの課題になってくる。次の試合からやっていきたい」

また、森選手の隣、サイドバックの橋本健人選手は、前節の水戸戦では、持ち味のピンポイントクロスで先制点をお膳立てしました。

(徳島ヴォルティス 橋本健人選手(24))
「狙い通りだったので。ヴォルティスに来て、自分の良さをこれまで公式戦でみなさんに見せられなかったのでほっとしている」

同い年の2人、森選手が橋本選手の攻撃参加をサポートすることで、数多くのチャンスが生まれます。

(徳島ヴォルティス 森昂大選手(24))
「試合の中や練習の中で(橋本)健人の動きをよく見て、健人が何やりたいかくみ取って」

(徳島ヴォルティス 橋本健人選手(24))
「自分が出て行った後ろのスペースのカバーだったり、良いコミュニケーションとって前節はできた。ホーム初勝利をチーム全員で勝ち取りたい」


次節は相手を0点、クリーンシートに抑えホーム初勝利を見たいですね。

次節はあす3月20日、ホーム鳴門でレノファ山口FCを迎え撃ちます。

四国放送テレビでは、午後3時50分からこの試合の模様を生中継でお伝えします。