テレビ東京の経済報道番組『WBS(ワールドビジネスサテライト)』(月〜木22:00〜22:58、金23:00〜23:58)では、きょう15日に映画『ゴジラ-1.0』密着取材を放送し、山粼貴監督が生出演する。

山崎貴監督

米アカデミー賞で、アジア映画初の視覚効果賞を受賞した映画『ゴジラ-1.0』(山崎貴監督)。『WBS』では、『ゴジラ-1.0』の公開直後から何度も『ゴジラ-1.0』の制作の舞台裏を取材し、日米での山崎監督への取材だけではなく、受賞した4人のうち「海」を描いたZ世代のクリエーターの野島達司氏や長年、山崎監督を支えてきたVFXディレクターの渋谷紀世子氏への取材、北米での公開直後の観客の反応、ノミネート発表の瞬間の制作会社・白組の様子、配給会社・東宝が社内にもつ「ゴジラ戦略会議」などを手厚く伝えてきた。

いま日本のコンテンツには世界から熱視線が注がれており、同番組ではNetflix社が買収したVFXスタジオ「ScanlineVFX」の最新設備を現地で取材。『幽☆遊☆白書』や『ONE PIECE(ワンピース)』の実写化も手掛けた同スタジオは、ハリウッド版『ゴジラ』の次回作も担当する。漫画などの日本のコンテンツの実写化に熱心で、海外展開が加速しそうだという。

一方、『ゴジラ-1.0』がアジア映画として初の偉業を達成したことで、国内市場が主戦場だった日本の実写映画も今後、海外展開を前提にした制作へと変わる可能性がある。70年前に誕生したゴジラは今も世界で多くの人を魅了し、今回の受賞に至った。日本のエンタメ産業は今後どう変わるのか探っていく。

○■テレビ東京 報道局 WBS テクノロジー・エンタメ担当(デスク) 鵜飼祥 コメント

ハリウッドのエンタメ企業を現地で取材すると、その規模の違いに圧倒されます。そうしたなかで、「アメリカに10年遅れている」と言われてきた日本のVFXが、アカデミー賞を受賞したのは驚きです。山崎監督は『アカデミー賞は狙えるものなんだと、皆に伝えたい』と語っています。今回の受賞で日本映画界が新たな時代に入ると確信し、その先陣を切った山崎監督にたっぷり話を聞きます。





【編集部MEMO】

『ゴジラ-1.0』は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。監督・脚本・VFXを、自身もゴジラのファンであることを公言する山崎貴が務め、主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じている。さらに山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介といった、実力派俳優陣が勢揃いした。

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