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●ハイレベルで安価な和洋菓子が約400種類並ぶ『シャトレーゼ』。有名メーカーのお菓子にそっくりな「ラングドシャ」はどんな味なのか、実際に食べてみました。

 国内外合わせて1000店舗(2024年2月現在)を展開する『シャトレーゼ』。素材にこだわったレベルの高い和洋菓子を手頃な価格で購入できるとあって、多くの人に愛されています。

「チョコバッキー」や「北海道産バターどらやき」といったオリジナリティ溢れるスイーツだけでなく、人気お菓子メーカーにそっくりな商品を安く買えるのも魅力のひとつ。ネットでは”ジェネリック菓子”と呼ばれ、たびたび話題になっているんです。

 今回は、1969年創業の洋菓子ブランド・ヨックモックの名菓に似ていると噂の「ラングドシャ」を食べてみました。

手土産にぴったり!「ラングドシャアソートメント24個入り」

「ラングドシャアソートメント24個入り」1728円

 友人宅にお呼ばれしたときや、いつもお世話になっている職場の人へちょっとしたお礼をしたいとき、相手に気を遣わせ過ぎない金額のギフトを用意したいですよね。そんなときにおすすめなのがこちらの「ラングドシャアソートメント24個入り」。

 包装紙に包まれた状態で売られており、のしを付けてもらえるサービスもあるのでフォーマルな場所への手土産にもぴったり。春の訪れを感じさせるパステルカラーのパッケージは見た目も華やかで、ホームパーティーに持って行けば喜ばれること間違いなしです。

華やかなパッケージは贈り物にぴったり

 箱の中には、クッキー生地をロール状に巻いた「ラングドシャロール」が12個、チョコレートを挟んだ「ラングドシャサンド(ホワイト・ミルク・抹茶)」が各4個入っています。個包装なので大人数に配りやすく、どの味にしようか選ぶ楽しさもありますよ。

シガールに激似!?「ラングドシャロール」の味わいは?

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「素材は、おいしさの原点」を掲げる『シャトレーゼ』。材料にこだわっており、毎日工場へ直送される八ヶ岳の大自然で育った牛の生乳や、毎日契約農家から届けられるうみたて卵が使われています。厳選した新鮮素材と素材を最大限に活かす製法により、安全・安心でおいしいお菓子を作っているそうです。

「ラングドシャロール」は、バターとアーモンドプードル入りのクッキー生地を焼き上げてすぐにロール状に巻くことで、バターの香りを閉じ込めた焼き菓子。見た目はヨックモックのシガールにそっくりですよね。

 シガールは濃厚なバターの風味と優しい甘さ、繊細な口溶けが特徴ですが、こちらはバターの香りは控えめで甘さはしっかり。サクサクとした軽い口当たりとホロホロと崩れる食感が楽しめます。

「ラングドシャロール」

 アーモンドの風味と香ばしさが広がり、甘みは強いのに飽きないおいしさ。コーヒーや紅茶と一緒に食べると止まらなくなります。万人受けするシンプルな味なので、贈る人を選ばないのも嬉しいですね。

3種の味を楽しめる「ラングドシャサンド」

「ラングドシャサンド」

 バターをふんだんに使用したラングドシャに、芳醇なカカオの風味が楽しめるベルギー産のクーベルチュールチョコレートを挟んだ「ラングドシャサンド」。

 生地には厳選した小麦粉を使ってホロッと崩れるような食感を生みだしており、絶妙な火加減によって中央は白く、周りはこんがりと焼き上げているのだとか。チョコは、ラングドシャと合うように口溶けと風味を調整しているそうです。

 口に入れるとバターのコクとアーモンドの香ばしさ、甘さがやってきて、ラングドシャとチョコが同時にスッと消えていきました。

 ホワイトチョコはコク深いミルク感があり、ミルクチョコはカカオの香りと風味が程よく残っています。抹茶はクッキー自体もほんのりと緑がかっていて、お茶のほろ苦さが効いた大人な味わい。それぞれ違った味を楽しめるので、食べ比べてみるのもおすすめです。

「ラングドシャロール」と同様、しっかりとした甘さがあり、濃いめに淹れたコーヒーとの相性が抜群。甘いもの好きにはたまらない焼き菓子です。

調査結果

 安くてハイクオリティなお菓子を次々と生み出す『シャトレーゼ』。見た目が名菓にそっくりな商品にも、独自の製法や原材料へのこだわりが詰まっていて、本家とはまた違ったおいしさがありました。春は異動や退職、お祝いごとなど、何かと贈り物が必要になるシーズン。店舗ではもちろん通販でも購入できるので、ぜひお試しください。

(撮影・文◎安達春香)