ルイス・ディアスはカップを「パパとママに捧げる」 昨年誘拐事件の被害に
カラバオカップ決勝でチェルシーを破り、今季1つ目のタイトルを手にしたリヴァプール。PK戦突入かと思われた延長戦後半の118分、キャプテンのフィルジル・ファン・ダイクのヘディングが炸裂するという劇的な幕切れとなった。
まずは1つ、ユルゲン・クロップ勇退の花道を飾る喜びのタイトルがもたらされた。リヴァプールには今季、ELと国内カップ戦を含めた4冠の可能性があり、クロップ監督のラストシーズンに華をもたせたい選手たちにとっては大きなモチベーションになっているだろう。
「このタイトルを、(ウェンブリーにいる)父と母に捧げます。彼らが経験したすべてのことを考えると、家族と一緒に祝うということがさらに特別なことになる」
この日ウェンブリーを訪れていた両親とともに、ディアスは優勝を祝った。父親と再会した際には涙を流す姿も話題となったディアス。大切な人への思いが、また力となるだろう。