担当美容師が「トップスタイリスト」に! 「担当替え」してもらうのはやっぱり失礼? 美容師に本音を聞いてみた
行きつけの美容院で、いつもお願いしていた担当美容師が「トップスタイリスト」になり、施術料金が上がってしまった――。そんなとき、あなたならどうしますか。施術料金がアップしてしまったことで「担当替え」を検討するケースもあると思いますが、中には「やっぱり失礼かな…?」「長く担当してもらっていた人だから迷う」という人もいるようです。
実際のところ、担当美容師の施術料金が上がった場合、「担当替え」をお願いするのは失礼なことなのでしょうか。美容師の原木佳祐さんに、率直な意見や本音を聞きました。
勤続年数、指名人数などの要素で選出
Q.一般的に、通常のスタイリストとトップスタイリストとでは、施術料金にどのくらいの差があるのですか。
原木さん「一般的な料金設定でいうと、通常の施術代にプラス1000円くらいでしょうか。ただ、お店によってはプラス2000〜3000円程度、またそれ以上プラスされるケースもありますね」
Q.トップスタイリストとは、具体的にどのような条件から判断されるのでしょうか。
原木さん「勤続年数や役職の他、スキル、受賞歴、資格の有無、指名人数などさまざまな要素によって選出されます。また、特別なスキルや経歴を持っていることも大きな強みになりますね。例えば『芸能人も通う有名サロンでの勤務経験がある』『美容学校で講師を務めている』といった内容です」
Q.施術料金が上がったことで「担当替え」をお願いするのは失礼でしょうか。
原木さん「私たち美容師は、店にお客さまが来ていただけなければ成り立たない職業ですし、日々お客さまと接することで成長させていただいており、全てのお客さまに感謝の気持ちがあります。
そしてお客さまにとって、店を選ぶ上で料金面は非常に重要な要素であると思いますし、実際、担当替えをされる方もいらっしゃいます。一方で、これまでの担当者への応援を込めて値上げに賛同してくださる方もいらっしゃいます。どちらがよい悪い、失礼ということはなく、『お客さまが何を優先するか』ということが重要だと思うのです。
そのため、店の方針で施術や料金に変更があったときや、不安な点がある場合は、遠慮なく担当者に相談していただけると、店舗側としてもありがたいと思いますよ」
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長く担当をお願いしていたスタイリストさんほど、自分の都合で担当替えをしてもらうのは何だか失礼かも…と思うかもしれません。ただ、何を重視したいのかは顧客側の自由です。もしも変更に伴う不安な部分があったら、遠慮せず、まずは担当者に相談してみましょう。