JRT四国放送

写真拡大

徳島の県立学校のタブレット端末で、故障が急増し調達が追い付かなくなっている問題です。

県立学校で1人1台配備されているタブレット端末は、2024年に入ってからも故障が相次ぎ、1人1台の状態には6817台が不足しています。

徳島県教育委員会は、2023年度中に7000台を新たに調達し、2024年度には1人1台の状態に戻せるとしていましたが、今後も故障の増加が予測されることから、見通しが立たなくなっています。

これを受け、2月13日に県が専門家らにより緊急に開いた会合では、はじめに故障台数が増えた経緯の説明がありました。

それによりますと、バッテリーが1時間持たない端末を故障したものとしてカウントしたところ、故障の数が急増したということです。

新たな端末の調達には、早くとも夏ごろまでかかる見通しだということです。

(伊藤大輔副知事)
「(Q.4月までに1人1台端末は間に合うのか?)間に合うかどうかは今後、教育委員会が行う(故障端末の)再利用が可能かどうかの検証作業の結果次第。最速で調達しても、夏まで時間はかかる。それまでの期間、どうやって1人1台端末を準備するかの問題だ」

県は、出来る限り新年度には1人1台の状態に戻したいとして、外付けバッテリーを活用するなどの応急措置が可能かどうか検討するよう、県教育委員会に指示しました。