JRT四国放送

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徳島県の県立学校のタブレット端末は、依然、故障が相次いでいて、徳島県教育委員会は9日の県議会文教厚生委員会で、今年度中に1人1台の状態に戻すことは難しいとの考えを示しました。


故障のため不足したタブレット端末について徳島県教育委員会は、今年度中に7000台が調達できるとの見通しを示しています。

しかし、2月5日時点で県立学校では8470台が故障していて、このうち修理が完了したケースや予備機で対応したケースを除いても、1人1台の状態には6817台が不足しています。

このため、9日に開かれた県議会文教厚生委員会では、委員から端末の調達が追いつかないのではないかとの質問が出ました。

(県議会自由民主党 大塚明廣 委員)
「故障台数が減らないばかりか増加に転じていて、今年度中の再整備台数では追いつかないのでは」

(県教育委員会 内海はやと 教育政策課長)
「このまま故障数が増える可能性を考えると、今年度中の調達台数を持って1人1台端末状態の復元は難しいのでは」

県教育委員会は、来週中にも専門家らによる緊急の会合を開き対応を検討する方針です。