韓国対マレーシアは3-3で引き分け【写真:ロイター】

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土壇場で同点弾を許す

 韓国代表は1月25日、アジアカップ・グループリーグ第3戦マレーシア代表戦に臨み、3-3のドローで終了した。

 E組2位通過が決定し、ベスト16での日韓戦が目前で回避となった。

 韓国はエースFWソン・フンミン(トッテナム)やMFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)、DFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)らが揃って先発。韓国はソン・フンミンらイエローカードを7枚もらっているが4人がスタメン出場となった。

 立ち上がりから韓国が優勢で、押し込む展開。すると前半22分にMFイ・ガンインの左コーナーキックからMFチョン・ウヨンが頭で枠内に飛ばした。これをGKがさわって掻き出したかのように見えたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入でゴールが認められ、先制。首位通過に向けてまずは先制点を奪った。

 だが、後半開始韓国にピンチが訪れる。MFファン・インボムがペナルティーエリアすぐ外で奪われる。倒れている間に最後はFWファイサル・ハイムに決められた。ファウルがなかったか、VAR介入ののちオンフィールドレビューで確認後、ゴールが認められて同点となった。

 さらに直後の後半12分に今度はペナルティーエリア内でDFソル・ヨンウがファウル。これもオンフィールドレビューで確認後、PKとなり、ファイサル・ハイムがしっかり決めて勝ち越しに成功している。

 その後一方的に韓国が攻め込むが、マレーシアが魂の守備で跳ね返し続ける。セットプレーで何度もチャンスを作るなか、韓国は後半38分に約25mの位置でフリーキック(FK)を獲得。これをキッカーのイ・ガンインがゴール右上隅に鋭く曲がり落ちる強烈な軌道のシュートを放つと、GKが触ってゴールイン。2-2の同点に追いついた。

 さらに後半アディショナルタイムにPKを獲得。これをソン・フンミンが決めて土壇場で勝ち越しに成功した。

 だが、後半アディショナルタイム15分、マレーシアにボールを持たれると、ゆっくりとパスを回され最前線へ。これをマレーシアに決められてしまい、劇的な同点弾を浴びた。

 韓国は2位でグループを抜けて決勝トーナメントに進出。ベスト16での日韓戦は実現しなかった。(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)